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隆二 「お前、柔道見てんの?笑」




広臣 「オレ絞め技かけられた事ありますよ(笑)」





奈央 「東京で生きて行くための護身術学んでるの」




隆二 「やばっ!やった事あんの?」





奈央 「高校の体育でちょっとだけ。

でもね見てる方が好き(笑)」





お兄ちゃんの言う通り、私は運動のセンスが全然ない(笑)






田舎育ちで毎日山とかに行って遊んでたから

走るのだけは早い方だったけど。






敬浩 「夏に実家帰った時、

玲於にも絞め技かけてたよな?笑」





日本の柔道選手は女性の人も強くて

すごいカッコイイ。




弟に絞め技をかけて練習するくらい勝手に憧れてた(笑)




奈央 「玲於、私と身長そんな変わんないから

絞め技かけやすいんだもん」




広臣 「玲於って?」




敬浩 「あー、弟! 暗い話する訳じゃないけど

俺たちの親父が再婚して、

その連れ子なんだけどさ!可愛いんだよ〜」





隆二 「来年ウチの大学受験するんでしょ?」





奈央 「そう!

ダンスサークル入りたいからって勉強頑張ってる」





広臣 「そうなんだ!」





敬浩 「奈央さ、正月いつ実家帰んの?

オレ29日の夕方の便で行くけど」




奈央 「あー、成人式で帰るからお正月は

帰んないって恭子さんに言ってある。

年末年始はバイト入れた」





敬浩 「お前、バイトし過ぎだって!」





広臣 「ホントだよ、もっと遊びな?笑」





奈央 「だって、帰省するのに

お金かかるんだから稼がなきゃ」





敬浩 「だから、そうゆうのはちゃんと言えって。

出してやるから」






隆二 「ホント尊敬するわ。仕送りもらってないのに

学費と光熱費とか.あと家賃も全部自分で払ってんだぜ?」





広臣 「まじ?だからそんなにバイトしてんのか」






朝と夜にバイトを掛け持ちしてるけど、

今月から日中にガソリンスタンドのバイトも始めた。




これは短期だから年明けまで。







欲しいものがあって年末年始で稼いで


お金を貯めようと思ってる。






奈央 「ホントにキツくなったら言うよ…」






敬浩 「キツくなる前に言えって」






奈央 「分かった… 臣、ビール頼んで。」






広臣 「はいはい(笑)」









お兄ちゃんは、基本めんどくさいけど

ちゃんと私のお兄ちゃんをしてくれる。







素直じゃなくてごめんね。








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作者名:emirin | 作成日時:2017年5月4日 16時

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