Oh Boy -2- (ページ27)

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＊奈央side

大学入ってから初めての告白に
さくらが流したデマ話…

この数十分の出来事が濃すぎてフットサルどころじゃ無かった。

だから練習場から少し離れたとこで1人しゃがみ込んでいた。

奈央「……」

さくらは私の何が気にくわないんだろ。

友達スタンスでもイケメンと絡むと憎まれるのなら
どうしろって言うのよ…

広臣「いたいた。何やってんの？」

奈央「臣…」

最近、私に何かあると現れる臣。

いつも頼ってばっかで、その都度わたしの気持ちを楽にしてくれてホント助けてもらってる。

広臣「ずっと居なかったから心配したわ、
風邪ひくからコート戻ろうぜ？」

奈央「あ、ごめん。今行くねーよいしょっと」

その場に立ち上がり、練習場へ戻ろうと足を動かした。

広臣「奈央？」

奈央「ん？」

広臣「思い詰めてる顔はお前に似合わねーよ」

奈央「……」

広臣「奈央は笑ってればいーの。

笑えないなら俺を頼れ」

臣の顔が街灯で照らされ、綺麗に笑って私を見る

奈央「……」

広臣「どうした？」

奈央「さくらが…」

結局、大祭の事もまだ今市には言えてなくて

臣は私が片岡さんの事好きだったのも
さくらの事も知ってるから臣によくさくらの事を報告する。

めんどくさいだろうに、
私の話をいつも聞いてくれるから
いい友達を持てて良かったってホントに思う。

広臣「また何か言われた？」

奈央「変な噂流されて3女さんに事実確認された」

広臣「変な噂？」

奈央「私がね？

3女さんは男に必死すぎて醜いって
言ってたって言われて…」

広臣「はあ？何それ」

綺麗な笑顔から、眉を寄せ目付きが鋭くなると
臣はさっきとは変わって怖さが滲み出る

この人と今市を敵にしたらホントに凄そう…

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