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隆二 「……はっ！？！？」
電車の中だって関係なく、今日一の驚きが隠せない…
広臣 「ばーか、うるせえよ」
隆二 「お前、本気？遊びだったらやめっ…」
広臣 「本気に決まってんだろ。
あんな毎日キラキラしてるやつに
遊んだりなんか出来ねーよ」
隆二 「ならいいけど」
俺はモッチーが幸せになってくれれば
その相手は誰だっていい。
臣や岩ちゃんだろうと直人さんだったとしても…
広臣 「オレ、お前が相手でも本気だから」
隆二 「待て、何回も言うけどモッチーは親友だって」
広臣 「奈央の事をよく知ってるくせに、
まだ男女の友情って言う訳？」
隆二 「そりゃ、一回は考えた事あるぜ？
モッチーが彼女だったらって…」
でも違うんだ。友達としてモッチーの事を支えたい。
隆二 「だけど、女友達としか見れない」
広臣 「そっか…
だから奈央も隆二には何でも話せんのかな」
モテるくせに、いつになく余裕が無さそうな臣。
隆二 「元カレそんなにカッコよかったの？」
広臣 「直己さんより背高いな、あれは」
隆二 「でかっ！」
広臣 「それに高校の時インターハイ2回出てるらしいし…
バスケ上手い人ってカッケーじゃん？
女子なら惚れんじゃね？」
隆二 「なんでそこまで知ってんだよ(笑)」
広臣 「奈央から聞いた。何で別れたかは聞いてないけど」
隆二 「元カレのことめちゃくちゃ気にしてんじゃん！」
それにしても臣がこんな積極的なの珍しいかも。
さりげなくモッチーの事、呼び捨てしてるし…
そんなに好きだなんて知らなかったわ。
広臣 「……そうゆう事だから、お前はさくらを何とかしろ。」
隆二 「は？なんでさくらが出てくんだよ！」
広臣 「降りるぞ。」
隆二 「ちょっ、待てよー！」
電車から降り、待ち合わせ場所を目指して歩く。
モッチーに彼氏が出来るのも時間の問題だな…
きっと。
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作者名：emirin | 作成日時：2017年5月4日 16時
