Oh Boy (ページ8)

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もう何言っても聞かない岩田くんに呆れて泊まらせる事に

ベッドの下に布団を敷き、
岩田くんにはそこに寝てもらった。

奈央「ふぁ～～」

自然と目が覚めて
カーテンの隙間からまだ朝だか夜だか分かんない空を見てアクビをする。

あんなに押しかけて来た割には
布団に入ってすぐ寝てくれたからよかった。

私は起こされたからまだ眠いけど…

剛典「おはよ… いま何時…？」

ベッドの下にいるから顔は見えないけど
すっごい眠そうに起きた岩田くん。

奈央「おはよ。ん…4時。まだ寝てていーよ」

あと20分はベッドでゆっくりしよ。

剛典「モッチーん家綺麗だね」

奈央「いま岩田くんがいるとこらへんに
この前Gが出てからかなり綺麗にしてる…」

剛典「え！？」

1人暮らしのムシ退治ほど嫌なものはないと思った。

もう読まない雑誌を武器に30分は闘ったもん(笑)

A型だし綺麗にする方なんだけど
あれ以来、クイックルワイパーとか掃除機をかなりかけて掃除をしている。

＂ガサッ”

奈央「えっ？！」

＂ギュッ＂

剛典「オレ虫とかホントムリ…」

まだ寝起きだから頭を働かせるのに時間がかかるけど

急に岩田くんが私のベッドに入って壁を向いてる私を後ろから抱きしめてきた。

奈央「ちょっ… どうしたの？まだ酔ってる？」

剛典「酔ってない。ちょっとだけ…」

別に嫌らしいことしてるわけでもないし少しだけならいいか…

奈央「虫嫌いとか意外だね…」

男の人って平気なもんじゃない？笑

剛典「そう？あ、まだ眠い？」

奈央「眠い…」

剛典「もう少し寝な？アラームかけるから。何分後？」

奈央「20分…」

剛典「よし、俺も寝よ。一緒に起きるわ」

未だ抱きしめたまま、そして軽く頭をなでられてるのに
岩田くんを拒否する事が出来ず眠りについてしまった。

こうゆうのが嫌だから家に入れたくなかったのにな…

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