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＊伶菜side
登坂さんも今市さんも仕事に慣れてきた頃
社員の何人かが集まってMATSUさんのところに来ていた
２人のどっちかに興味持たないかなー？
と思ってAを誘ったけど断られた
仲良くなってその人の事を好きにならないように
こう言う飲み会とかを避けるし
休憩の時は休憩室じゃなくて、
女性スタッフのロッカーでご飯を食べるくらい
男性と絡むのが嫌らしい…(笑)
もうそろそろ前に進んで欲しいんだけどな
広臣 「鷲尾さん？どうかした？」
いつの間にか隣にいた登坂さん
伶菜 「いえっ 何でもないですっ」
広臣 「鷲尾さんはここで働いてどのくらい？」
伶菜 「今年で4年目になります。」
広臣 「大学卒業してすぐ？」
伶菜 「はい！TETSUYAさんとAと同じ大学だったんです。」
広臣 「だから、白嶺さんとTETSUYAさん仲良いんだ」
伶菜 「A、あんまり話さないですよね…
暗いし、すぐ帰るし…
でも！
優しくて、頭の回転の早い良い子なんです！！」
強く言い放ったから周りにいた何人かが私に視線を向ける。
Aの事になるといっつも熱くなるな私
いまスッゴイ恥ずかしい///
広臣 「白嶺さんの事、悪く思ったりしてないよ？
確かにあんまり話さないけど、お客様の対応見てて
小さいところまで気の使える凄い子だなって思う。
それに、
友達の話で熱くなれる鷲尾さんはスッゲェかっこいいよ。」
と私の目を見てニッコリと笑う登坂さん
Aの事を認めてくれたのと、
私のことをさり気なく褒めてくれたのが少し嬉しかった。
.
こうゆう男性はモテるんだろうなー
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作者名：emirin | 作成日時：2016年2月17日 1時
