Unloveable (ページ41)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:453,272 hit

40 ページ41

広臣side

昼休憩で休憩室に行ったら

ミーティングに参加してなかった

キッズの社員さん達がいた

TETSUYA 「おー！臣！」

広臣「お疲れ様です」

健二郎「ミーティングお疲れ様。白嶺ちゃん大変やったな」

俺も昨日ほど弱々しい白嶺さんを

見た事が無かったからビックリしたし、

そんな事してきた奴が許せない。

TETSUYA 「1人で逃げてきたんだって？」

広臣「はい。連れてかれそうになったときに相手の腕を噛んで走って…」

健二郎「よう逃げてきたなー怖かったやろう」

広臣「相当怖かったと思いますよ!

体の震えがしばらく止まらなかったので」

TETSUYA「あいつ1人で帰るなっていつも言ってんのに」

広臣「彼女なりに誰かに迷惑かけたくなかった

って鷲尾さんが言ってました」

TETSUYA 「Aらしいけどー」

健二郎「前はよく笑う子やったのに

もっと笑わんくなってしまうんちゃいます？」

ん？

ずっと笑わなかった訳じゃないんだ

でもなんでだ？

その事を2人に聞こうとした時に

TETSUYA「おい! 健二郎！」

健二郎「すんません…」

なんだか聞いてはいけない空気になってしまった

ガチャ

Ami 「お疲れ様です！」

伶菜「お疲れ様でーす」

3人「お疲れ様でーす！！！」

ナイスタイミングで入ってきた伶菜ちゃんとAmiちゃん。

広臣「伶菜ちゃん、白嶺さんの様子どう？」

伶菜「Aが寝てる時に出てきたので今はどうなんでしょう。

夜はやっぱり怖がってたみたいですけど…」

Ami 「あんな事するって最低じゃない？

Aが許しても私は絶対許さんわー」

TETSUYA「A、スクールのお父さんからも結構話しかけられるじゃん？

だからキッズでも気にかけないとね」

健二郎「そうすっねー」

子供の保護者にまで話しかけられるって

相当人気なんだな白嶺さんは

伶菜「登坂さん、もし勤務中にAに何かあったら

なんでもいいので私に教えてくれませんか？」

2人は大学からの付き合いらしいけど、

それよりもっと前から一緒にいたように

お互いがお互いを知り合ってる感じがする

それくらい2人の仲の良さが伝わる。

なんか伶菜ちゃんカッコいいな

広臣「分かった! 」

.