決めつけるより ページ5
「てめェが何を「いいんじゃない」あ゛？」
「いいんじゃない？最初から出来ないって決めつけて、やんないよりマシだと思うよ」
関わらないとか言った手前おもっくそ爆豪のセリフ遮ってしまった。死ぬしかないのか。
わぁ皆がこっち見てるー、幽霊になってやろうか(個性で)。
「誰だてめェ」
「狐ノ咲です。そういえば喋るの初めてだねぇ、私が基本寝てるだけだけど」
あ、これ煽ってる？煽っちゃってる？うわぁ目ぇ付けられちゃったよコレは。
まぁいいや、予約席の確認早くしよう。たしか昨日出てたはずだから。
「狐ノ咲さん、授業中のスマホは」
「生徒の個性禁止および集団で一人を囲い嘲笑いあまつさえ暴行を加えることを止める素振りすら見せず黙認するような教師に注意される事は何一つ行っておりませんが何か問題でも？」
「そ、それとこれとは関係が・・・・」
「ちなみに、今までの全て録音録画済みです」
嘘だけどね。
「目の前で行われるいじめを黙認しクラスでの校則違反を笑って許すのが学校教師なら、随分と楽で良いですね」
私そんなに性格悪くないはずなんだけどなぁなんか口が滑る。先生、お顔が雲一つなく澄み渡った空の色してるよ。
あ、やった当たった。しかも複数名義で応募したから三つ当たった。
どうしよっかなぁ父さんも母さんもこの日忙しいんだよなぁ。けど予約席が空いてると外れた人気分悪くなるだろうしなぁ。
「爆豪君と緑谷君、たしか雄英志望だよね？」
「あ゛ぁ゛？それがどうした。てか、こいつと一緒にすんな！」
「雄英の体育祭、勿論知ってるよね。じゃあ予約式観覧席があることは知ってる？」
「え、そんなのあるの！？」
「あったのよ、これが。それでね、今確認したら丁度座席三つ、当たったの」
スマホの画面を二人に見えるように見せる。そこには、最前列ど真ん中の席が三つ赤く染まっていた。つまりそこが今回私が当てた場所だ。
「本当は家族と行きたいんだけどさぁ、皆忙しいの。だから二席分余っちゃうんだけど・・・・貰ってくれる？」
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予約観覧席は勝手な設定です。原作には多分ないです。
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