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三本【主】 ページ5





人間とは不思議な生き物で…
突然人が変わったようになってしまうことがある。





そう、本当に突然…そんな日がやって来るのだ。





『師範!そろそろ行かないと柱合会議に
 遅れてしまいます!』

小「そうだな」



この日この瞬間までは、何も変わらない
いつもの師範だった。


私と師範が少し普通じゃない事といえば
柱合会議の場に私も付き添っている事くらいだろう。

もちろん会議には参加しない。
私は、屋敷の外で師範を待っている。


師範は少し心配性で、私を一人にしたがらない。


私は、もっと強くならなければ
師範を安心させてあげられないと
心配されるたびに痛感している…。





『では、私はここで待っていますね』

小「あぁ。今日は新しい柱の紹介だと聞いている
  直ぐに終わるだろう」




屋敷の中に入る師範の背を見ながら
私もいつか…と遠い未来を夢見る。



私程度の実力では柱なんて到底無理だろう。



それでもいつか貴方と並んで戦いたい。

守られるだけではなく、背を預けてもらえるような
存在になりたい。そう強く思う。








宇「あ!俺の嫁発見!!今日も派手に可愛いな」

『へっ?!』



どれくらい師範のことを考えていたのだろうか…
気がつけば会議は終わっていたようだ。


私を抱きしめる…筋肉質な腕





『私はまだ未婚ですよ?』

小「Aに気安く触れるな!離れろ塵が!!」

宇「おー…こわっ!」



怖いなんて口では言っているが
私を離す気は更々ないようです…。



胡「宇髄さん、その手を離していただけますか?
  さもないと…貴方を私の新しい毒の実験台に
  することになりますけど」

宇「……。」

『しのぶさん!!』



さすがに毒の実験台になるのは嫌なのか
宇髄さんはあっさりと私を解放してくれた。



時「Aー!」

『時透さっ…ふぎゃっ!』



今しがた私の胸に飛び込んできたのは時透無一郎さん

たった二ヶ月で柱まで上り詰めた天才だ。

なんでも彼は、記憶するという事が出来ず
直ぐに忘れてしまうようだが、私のことは
初めて会った時から忘れたことはないみたいで
いつも人懐こい笑顔を向けてくれる。
とても可愛らしい人だと思う。




しかし…そんなに胸に顔を押し付けられては
少し戸惑います…悪気はないのでしょうけど。





師範の顔が怖い。




小「時透…Aから離れ…((甘「可愛いわ!」






師範の声を遮ったのは
桜色の髪をした可愛らしい女性だった。





四本【甘】→←二本【小】



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設定タグ:鬼滅の刃 , 伊黒小芭内 , 時透無一郎   
作品ジャンル:アニメ
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sonomegu1216lov(プロフ) - 萌える♡ (2022年12月22日 6時) (レス) @page18 id: 3cc1dc0b19 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 伊黒さんがそんなに変態なんて思わなかったよ。 (2020年10月5日 0時) (レス) id: 0830061a27 (このIDを非表示/違反報告)
あやりん - ....伊黒さん....もう駄目だ!頭のネジ外れるわ、変態になるし、血が出るわ....伊黒さんどうしちゃ....ってきゃぁぁぁぁ!!←伊黒さんが倒れた! (2020年9月30日 18時) (レス) id: 5191a250c9 (このIDを非表示/違反報告)
依乃梨(プロフ) - yuさん» ここの伊黒さんとてつもない変態ですがこれからも愛してあげてください(笑) (2020年9月23日 9時) (レス) id: bb4b9f59b5 (このIDを非表示/違反報告)
依乃梨(プロフ) - ゆっくり四つ葉さん» きっとそうです!(笑)拾っても拾っても落とすんです(笑) (2020年9月23日 9時) (レス) id: bb4b9f59b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:依乃梨 | 作成日時:2020年6月15日 1時

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