十一本【主】 ページ13
・
時透さんのお屋敷から戻り、私を床に下ろす師範
『師範…助けていただき ありがとうございます』
小「問題ない。……大丈夫なのか?
何もされていないか?」
『は、はい…危ないところでしたが
師範が助けてくださったので』
そんなことよりも私は師範にお伝えしなければ
いけないことがあるのです!!
『師範!!』
小「どうかしたか?」
さっきから全然目を合わせていただけないのは
悲しいですが…ちゃんと伝えなければ!
『私は師範をとても尊敬しています。
師範は、変わらなくても…今までの師範で
十分素敵な男性だと私は思います!!』
小「っっ?!///」
だから…どうか昔の師範に戻ってください…。
小「そうか…いや、しかしだな…
そ、そんなに愛を叫ばれては困るぞ…///
急すぎやしないだろうか//////
俺にだって心の準備というのがあってだな…///」
………………・・・・・は?
小「困ると言ってもだな…嬉しくないわけではないぞ
なんなら天にも昇りそうなほどに嬉しい///
だが、そんな格好で そんなに熱く愛を
叫ばれては…///…理性もクソもないだろう///
…まさか!…『そのまま私を好きにして…』とか
そんなところか?!///…いやいや、俺はそんな
フシダラな女に育てた覚えはないぞ///」
『……。』
しのぶさん…
言われた通りに伝えたら…
師範が全ネジを失い…壊れました。
小「俺だって随分と我慢したんだぞ…///
しかしまぁ…誘ってきたのはそっちだからな
後で文句など言うなよ…///」
『…は?』
どうしちゃったんだろう…師範…。
そもそも私は愛を叫んだりしてないし
完全に師範の妄想が突っ走ってるけど…
まさか!この隊服を着てるから
私のことを甘露寺さんだと錯覚してるのですか?!
もしかしたらこれも病気のせいですか?!
『師範!!!』
小「どうした?
…そんなに熱っぽく俺の名を呼ぶな…///
全く困ったやつ……ゴフッ‼」
『ちょっ…!!』
やっとこっちを見てくれたと思ったら…
また血を吐いて倒れてしまった…。
小「た…のむ………着替えて…くれ……パタッ…」
《訃報…伊黒小芭内 享年二十一歳
死因…継子の色気に興奮しすぎた事による
異常な血圧の上昇で血管がプチっと逝ったらしい》
小「……ふへへ」
・
707人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sonomegu1216lov(プロフ) - 萌える♡ (2022年12月22日 6時) (レス) @page18 id: 3cc1dc0b19 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 伊黒さんがそんなに変態なんて思わなかったよ。 (2020年10月5日 0時) (レス) id: 0830061a27 (このIDを非表示/違反報告)
あやりん - ....伊黒さん....もう駄目だ!頭のネジ外れるわ、変態になるし、血が出るわ....伊黒さんどうしちゃ....ってきゃぁぁぁぁ!!←伊黒さんが倒れた! (2020年9月30日 18時) (レス) id: 5191a250c9 (このIDを非表示/違反報告)
依乃梨(プロフ) - yuさん» ここの伊黒さんとてつもない変態ですがこれからも愛してあげてください(笑) (2020年9月23日 9時) (レス) id: bb4b9f59b5 (このIDを非表示/違反報告)
依乃梨(プロフ) - ゆっくり四つ葉さん» きっとそうです!(笑)拾っても拾っても落とすんです(笑) (2020年9月23日 9時) (レス) id: bb4b9f59b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:依乃梨 | 作成日時:2020年6月15日 1時