護ってもらっていいですか？【最強愛され少女降臨篇】

ホワホワ…？【善】 ページ8

・



何だよ…何なんだよこの状況は！！


炭治郎が命より大事だと言っていた箱を
この化猪から守る為に俺はボカスカ殴られて…
それをAちゃんが止めに入ってくれたんだ




…けど！！！




思い切り猪の頭を飛び蹴りしたAちゃんは
何故か両手を広げて猪を待っている…。





『貴方少し落ち着いたほうがいいわ』

伊「あ゛ぁぁん？俺は落ち着いてる」

『いいえ、冷静さに欠けていると思います
　なので…はい、おいで』

伊「…は？」

『私が受け止めて差し上げます』

善「いや、Aちゃん！！
　 それちょっと違うだろ！！！！」



なんか色々と論点ずれてない？！

ねぇ！俺怪我してるよ？ボロボロだよ？
だからさ、普通はその胸…俺に貸してくれても…。



伊「受け止める？…おもしれェ！！力比べか！！！
　 …猪突猛進！猪突猛進！！！！」




両手を広げて待つAちゃんに頭から突っ込む猪
その瞬間フワッとした感覚に襲われる




そうだ…さっきも一瞬感じた




屋敷から落ちているときにもこの感覚を…。





善「なっ？！？！」



フワッとした感覚から解放されると
目の前には、化猪の猪頭を自分の胸元へ持ってきて
よしよしと頭を撫でているAちゃんの姿…




『落ち着いてきましたかー？(笑)』

伊「…ホワホワ」

善「てんめぇ貴様ゴラァァァアアア！！
　 何してくれとんじゃ変態化猪が！！！
　 神聖なるAちゃんのお胸に…
　 クソったれがァァァ！！
　 羨ましいだろうがァァアアア！！」



勢い余って殴りかかったけど
結局状況はさっきと変わらず…。




『せっかく落ち着いてたのに…』




善「それは炭治郎の大事なものだ！！
　 あいつが戻ってくるまでは…さわらせない！！」

伊「どけぇ！！」

善「嫌だ！！」

伊「刀を抜いて戦え！この弱味噌がぁ！！」

『貴方ちょっとやりすぎよ！！やめなさい！』

伊「…………断る！」



Aちゃんを突き飛ばした猪は
また俺に殴りかかろうとする。


そこに炭治郎が戻って来た。





善「炭治郎…俺…守ったよ……お前が…これ…
　 命より大事なものだって…言ってたから……」

伊「戦わねぇならさっさとどきやがれ」

善「嫌だ！」

伊「……もういい。…これ以上俺の邪魔をするなら
　 お前ごと箱を串刺しにしてやる！！」

炭「やめろ！！」






＿＿フワッ




あ、またこの感じ…





伊「あ？…箱と弱味噌が……」

炭「やめろォォオオオ！！」





・

目を覚まして【善】→←時の呼吸…【主】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す