護ってもらっていいですか？【最強愛され少女降臨篇】

全集中常中【小】 ページ39

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小「で、何故こうなった」

『蝶屋敷からだと うちの屋敷が近かったし
　任務まで休憩ですよ(笑)』



あの後、何故か華乃宮邸へ行くことになった。



雪「そう簡単に入れる屋敷じゃない。
　 ありがたく思えって話し…」

小「……貴様」



乱暴に湯呑みを俺の前に置く小娘…




『雪音、柱相手にそんな態度をとったらダメよ』

雪「申し訳ありません。A様」



俺に謝れクソガキ




『そう言えば雪音』

雪「何でしょうか」

『炭治郎くん達の怪我が回復したら
　機能回復訓練をやるらしいから
　雪音も参加しておいで』

雪「…私もですか？」

『ほら、私が柱になっちゃったから
　あんまり稽古もつけてあげられなくなるし
　炭治郎くん達は常中もまだ会得してないから
　雪音も丁度いいでしょ？』

雪「わかりました」

『まぁ…正直あまり常中をできるようには
　なって欲しくないんだけどね』

小「何故だ」



強くなるに越したことはないだろ
ただでさえ人手不足なんだ。



『多分、私ですら雪音の気配を感じ取れなくなる』

小「気配？」

雪「貴方も産屋敷邸でA様の気配に
　 気づかなかったでしょう？時の呼吸使用者が
　 全集中常中を使うということは
　 己の時間を止めることと同じ意味を持ちます」

『異様に鼻の利く炭治郎くんや、耳のいい善逸くん
　なら別だけどね。実際はそこに存在しているから
　匂いや音が消えるわけではないし』

雪「まぁ、ジジィに関しては例外で
　 愛の力でA様の居場所がわかると
　 言っていましたがね」

『………きっしょ』




己の時間を止める…



ということはつまり…こいつらは老いないのか？





小「貴様、まさかもう百を超えた年齢などとは
　 言わんだろうな…。」

『ピッチピチの十六歳ですけど？！』

小「そうか…」

『まぁ…普段は基本的に歳はとらないけど
　前にも言った、時の呼吸使用の代償として
　深い眠りにつく時は、無意識に眠ってるし
　常中もできてないから一気に…老けるらしいわ…』

小「……。」



どんな体の仕組みをしているのか…




全てにおいて人間離れしすぎている。



『まだ私は十六ですからねー
　老けるといっても大して変わらないですけど
　今回に関しては髪色が変わったこともあって
　十三から十六に成長したはずだけど
　誰も気付いてくれなかったし…』

雪「十三の体の割に出るとこ出過ぎてるからですよ」







小「……。」





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