護ってもらっていいですか？【最強愛され少女降臨篇】

鬼の少女【主】 ページ17

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『あ゛ぁ〜〜〜い゛だい〜〜〜〜』

雪「A様…声を……出してはダメです
　 傷に触りますよ？」

『……さむ…い』




時を早めている間は、痛みを感じない。

とても暖かくて 日の光を浴びているような感覚だ。



炭「いいからAは寝るんだ！」

『雪音は？』

善「…もう寝てるぞ」



早い…どんな神経してんだあいつ…。




伊「あの豆粒女！俺の布団で寝やがった！！」

炭「許してやれよ伊之助、布団なら
　 俺の所を半分使うといい」

伊「はぁ？！」




この子、伊之助くんっていうのか。

覚えておこう。



伊「……あ」

『…ん？』



既に布団に横になっている私を見る伊之助くん



『どうかした？』



そして、彼は無言で私の布団に入ってきた…。



『なっ！』

善「はぁぁあああっ？！」



ぐっ…顔が…顔が美少女すぎて…拒絶できない…。




伊「ホワホワ女！早くホワホワさせろ！」

『は？』




ホワホワって何なんだろう？
ずっと気になってはいたんだけど…。


さっきは、私の胸元に飛び込んできたかと思ったら
ホワホワ ホワホワと言っていたから…




『…こう？』




目の前にある彼の頭を抱き寄せる。



伊「……ホワホワ」



善「ぎぃやぁぁあああ！！何してんだよ伊之助！！
　 変態猪！！…粛清だ！粛清！！！
　 お前は一回死んで詫びろ！！！！！」

『……………寝てる』




あんなにうるさい善逸くんの声を聞きながら
寝るなんて…大物だ…この子大物だよ。




善「伊之助…粛清……伊之助…粛清…」

炭「しーっ！！…Aも寝てるだろ！！」

善「…寝顔も可愛いなぁぁ…ぐへへ、ぐへへ」

炭「……気持ち悪いぞ善逸」







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『んー…！あれ、寝ちゃってたんだ』



目が覚めると、腕の中にはまだ伊之助くんが居て
背中にほんのり暖かさを感じた。

しかし、炭治郎くんも善逸くんもまだ眠っている。



起き上がり、横を見れば…






『女の子…！？……鬼…の、女の子？』



炭治郎くんが連れていた鬼なのかな？
可愛い子…鬼には見えないくらい可愛い子だ。




禰「……ン」

『あっ、ごめんね！起こしちゃった？』

禰「……！！」

『わっ！…ちょっ…』



目が合ったと思った瞬間…




抱きつかれてます…



頬擦りされてます…






可愛いよ？可愛いんだけど…





誰なの？この子……。





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