護ってもらっていいですか？【最強愛され少女降臨篇】

華乃宮龍岩【主】 ページ14

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『まぁ…冗談はこの辺にしてさ
　…聞きたいことあるんでしょ？』



そりゃあ聞きたいことの一つや二つあるだろう。


いきなり気を失い、雷が直撃するまで目覚めない…
そんな状況普通じゃないもの。




善「じゃあ…その子は？」

『あぁー、雪音？はい自己紹介して』

雪「ﾁｯ…華乃宮雪音」

善「舌打ちした？！えっ？！
　 ってか、自己紹介それだけ？！」

雪「一応…お前らの同期だ」

善「はぁぁあああ？！」



相変わらず私以外には愛想のない子…
可愛い顔をしているのに…勿体無い。



『私と同じ華乃宮龍岩(かのみやりゅうげん)の養女よ
　最終選別で訳あって…私が拾った』

炭「拾った？」

善「かっ、かっ…華乃宮龍岩？！
　 待って！！Aちゃんって…お嬢様なの？」

『…ただの養子だけどね？』




養子とはいえ、生まれた時から
育ててくれているのは間違いない。

私は、暁(あかつき)を名乗ることはできないのだから。




伊「おいホワホワ女！」

『え…それって私のこと？』

伊「手…広げろ」

『はぁ…はい』




__ｶﾞﾊﾞｯ!





善「なぁぁぁああにしてくれとんじゃ変態猪！！」

雪「A様が汚れるじゃないの！離れなさい！！」




えぇー…





ナニコレ？





何で彼は私の胸に飛び込んできた？
ってか、この子誰？！
声はあの猪くんなのに顔が美少女なんだけど！！
どういうこと？私が寝てる間に何があった？！





伊「…ホワホワ」





かっ……可愛い…。




善「おぉーまぁーえぇー………殺す！」

炭「落ち着け善逸！！話が進まないだろ！！」

善「うるさいわぁぁあああ！！粛清だ！粛清！」

雪「汚ぇ高音で喚いてんじゃねぇよ！！！」

善「グハッ…」




今のは痛い…絶対に痛い…

雪音の蹴りが鳩尾に…


そう言えばさっき私を診てくれたお医者さんが
彼らは肋が折れてるとか言ってたような…
絶対に追撃だよね今の…。




炭「やっと静かになった」

伊「……ホワホワ」



この子…離れる気ないな…。







炭「本題なんだが…目覚めなかったのは何でだ？」

『そう…だね。まだ話せないこともあるけど
　少しだけ話すね。』






私たちの話を








時の呼吸の話を…。





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鬼に狙われた一族【主】→←雷落ちる時【善】

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