時に呑み込まれる【善】 ページ12
・
あれから俺たちは藤の花の家紋の家で
怪我が完治するまで休息するように言われた。
妖怪バ…いや、お婆さんの出してくれた飯は
美味いし、至れり尽くせりで快適!
だけどさ、伊之助は手で食べるし
完全に箱のこと忘れてるし?
それに…
…Aちゃんは目を覚さないし。
「お医者様でございます」
「どうも」
三人は体を医者に診てもらう
「うん、重症」
・
・
善「三人とも…肋が折れてるとはな…」
伊「肋より…コブが痛ぇ」
炭「ごめん…」
善「お前、俺に謝れよな。痛かったんだぞ
ボカスカボカスカ叩きやがって、謝れ」
伊「断る」
善「謝れよ!」
伊「断る!」
炭「謝るんだ!」
何なんだよこの猪!感じ悪いな!!
善「そんなんじゃ、もう一緒にご飯を
食べてやんないぞ」
伊「はぁ?何だそりゃ」
善「ご飯は皆で一緒に食べた方が美味しいんだぞ」
炭「そうだぞ」
伊「お前ら…頭大丈夫か?」
善「お前に言われたくねぇ!!」
ほんっとに腹の立つ奴!!!
炭「…A…目を覚さないな…」
善「…うん」
伊「……。」
自分の横に寝ているAちゃんを見る
善「医者の人も原因が分からないって…」
これが普通の睡眠じゃないことくらい
さすがに俺だってわかる。
__ドッドッドッ
炭「何だ?」
善「婆さんついに走り出したの?!妖怪ババ…」
炭「ゴラァ!」
__スパーン!!
善「ひぃぃっ!!!」
突然襖を開けられた…。
伊「何だてめぇ?」
善「お…女の子?!」
「ハァ…ハァ……」
炭「君、鬼殺隊員か?」
善「本当だ 隊服着てる」
にしても随分と幼い子だな…
まだ10歳にも満たってないんじゃないか?
「…ハァ……まは……さま…は…」
炭「ちょっと落ち着こう!な?」
「落ち着けですって?!」
善「ひぃえええ!!…おこ、怒ってる…」
「A様は…
何時間眠っていらっしゃるのですか?!」
炭「半日…くらいかと……」
「!!!」
その子は驚いた顔をすると
ズカズカと部屋に入って来て
Aちゃんの上に跨った…
善「えぇっ?!」
「A様!A様!起きてください!!」
グラグラ揺らしたり
仕舞いには顔を引っ叩き始めた
炭「何をしているんだ!!女の子の顔を…」
「…早く起こさないと!早く!!!
A様が時に呑み込まれてしまう!」
善「え…?どういう…こと?」
・
406人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
依乃梨(プロフ) - 玲華さん» 伊黒さんに人工呼吸してもらいましょう!(笑) (2020年6月20日 23時) (レス) id: bb4b9f59b5 (このIDを非表示/違反報告)
玲華(プロフ) - (追加です)【速報】伊黒さんが尊い可愛いetc…で玲華という一人の女が緊急搬送された。です!(笑) (2020年6月18日 21時) (レス) id: d81ad5e1bd (このIDを非表示/違反報告)
玲華(プロフ) - 暇柱wwいいですねその名前(おい) (2020年6月18日 20時) (レス) id: d81ad5e1bd (このIDを非表示/違反報告)
依乃梨(プロフ) - ミナさん» しかし、実はジジィとある話で活躍予定でございます…(笑) (2020年6月15日 20時) (レス) id: bb4b9f59b5 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ - あっすいませんちょっとあのジジィがユルサンッてっだけになっただけなんで (2020年6月15日 16時) (レス) id: 99cceeea9b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:依乃梨 | 作成日時:2020年5月13日 3時