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Side,Nawab ページ20



言っちまった。


青ざめたアイツの顔を見た時に、

真っ先に浮かんできたのは後悔だった。


ヴェール越しにも分かるほどの

表情の変化、

不規則な呼吸。


そこまで嫌がられるとは思わなかった。


そこまで思い悩むAの姿なんて

見たくなかった。


僕は無理やり笑顔を作って

気にしなくていいからと伝えた。


まあ、
俯いていて見えてなかったと思うけどな。


僕はこれ以上Aの姿を見ていられなかった。


部屋をそのまま出る。


「あ、ナワーブ……。
 Aさんの様子は、どうだった」


「……行ってやれよ、イライ」


恋敵の顔さえまともに見れない自分に

とても

とても

とても腹が立った。


終わり←金牛宮…「所有者」



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作者名:三千幸 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年11月24日 20時

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