ボウフウリンの百識の王

獅子頭連 ページ6

『ねぇ〜喧嘩しないで帰ろうよ〜


ほら君立ってケガとかしてない？』




「はい」




『嘘つくの下手だね


ここケガしてる


笹城くん』



「えっなんで名前を」



『なんでって制服に書いてあるじゃん』



「なあんでフウリンがぁ、こっちにいるのぉ？

んー？え！猿渡どおしたのぉ？」
相変わらず喋るのおっそ〜



『亀さんだ』



「亀さん？」


「そいつがうちのを追いまわしてたんだ」
柊さんは頼りになるなー


総代変ったらいいのに


でもうちの多耳衆の筆頭が梅宮さんになるのか…


今が一番だ


「これぇ…そいつらがぁやったのぉ？」



「いってぇ…このやろう、ふざけやがって！！互いのシマでは干渉しねぇルールだろうが！！

この高架からこっちは獅子頭連のシマだ！！オレらのシマで！でけぇツラしてんじゃ…ね"」

ドッカッ



『痛そ〜』
ガラス瓶で頭パーンだよ痛くないはずない




「オレらの島？お前ぇ負けたんだろぉ？それぇ弱いってことじゃあん


お前も知ってるだろぉ？弱いやつはぁ…」




『亀さんストップ』



「あっいちじょ〜ちゃんだぁ〜やっほぉ〜」



『ヤッホーやめたげなそいつ死んじゃうよ』



「そっかぁ〜でもこいつ弱いしぃ〜負けたしぃ〜俺のチームにはいらなぁい」



『そっか〜要らないか〜じゃあこれ貸して』



「どぉーゆーことぉ？」



『猿渡君要らないんでしょじゃあ頂戴』



「いいけどぉ」



『ありがとね


じゃあ柊さん私この二人連れて帰るね〜


笹城君こいつ持てる？』


「無理です」



『じゃあいいや要らない返すよ』



「えっいいんですか？」



『いいでしょ彼からしたら死なずに済んでよかったんじゃない？』



「はぁ」
まずは梅宮さんに伝えないとな

変なことになりそう

この辺の防犯カメラは見れるからいいや

話を聞こうね→←めんどくせぇ〜

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