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人間たちが寝静まる深夜、それは現れる。
路地裏の暗闇、神社の雑木林、橋の下、通学路の電柱の向こう、三叉路の境界。
夜闇には無が潜む。しかし人間の目には何かが映る。
脳裏に響く警告音とは裏腹に好奇心と欲に釣られて、はたまた恐怖に呑まれて、自分を見失って、人間たちが一人、また一人と闇に消えていく。
それは、あの頃を振り返る空間。
今はもう遠くなってしまった景色を見る時間。
はたまた薄れて思い出せない記憶を思い出す手段。
零落した信仰の残穢が香る瞬間。
さあ、良い子は早く布団にお入り。
やがくるまえに。
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作者名:二足歩行のコイ | 作者ホームページ:http//
作成日時:2022年1月23日 0時