【へきせん】鳥はこれで結構なり【CS/派生】 (ページ2)

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【性格】

　明るく朗らかで話好きな爺さん。
　感情表現が豊かで一々反応が大袈裟なので見ていて面白い。
　この爺さんが居る所に笑いとヒヤヒヤあり。
　考えるよりも行動すること、実践を重視している為に普段から忙しなく動き回るが、そのやる事なす事どれも快活でさっぱりした性格。御飯中だろうと風呂だろうと思いたったらすぐ実践。

　好奇心・探求心ともに旺盛で、その無邪気な様子はまるで中身だけ少年のまま育ったような人物であるが、100年近くの人生経験は伊達ではなく、老成した思考と知恵も持ち合わせており、いざと言う時に頼りになる存在でもある。
　一度決めた事や信念は頑固なまでに貫き通す。
　興味を持った事には自分が満足するまでとことん打ち込むが、その間は周りが見えなくなってしまいがち。逆に自分の身の回りの事はかなり大雑把なので部屋は少々ごちゃついている。

　その忙しなさも、彼自身稼働期間の短い実験機であり、目覚ましい功績も戦闘能力もない為、せめて知恵や知識の面で助力したいという想いから来るもの。
　自分の事に関してはかなり謙虚に語り、「ただ一番最初なだけ」とさっさと笑い飛ばして他の機体を持ち上げる。
　そんな所も日本機らしいと言うべきか。

【好きな物／こと】笑顔、刺激的な事、羊羹、カツ料理、ヨーグルト、カルピス、未知のもの、素直な子供、時代劇、昔噺、朝焼け空

【嫌いな物／こと】退屈な事、何もせずじっとしている事、腰痛、かわいげのない子供、墜落事故

【趣味／特技】昼寝、摘み食い、時代劇を観る事、散歩(という名の徘徊)、会式シリーズを増やす事／直感で危機を察知する事、ビリヤード

【経歴】

　時は航空黎明の風が吹き始めたばかりの明治時代。
　所沢に開設したばかりの日本初の飛行場にあった飛行機は、アンリ・ファルマン複葉機、ブレリオ単葉機、ハンス・グラーデ単葉機、ライト型複葉機のたった4機の輸入機だけだった。

　気球と飛行機の軍事利用の研究のため当時の陸軍・帝国大学・中央気象台のメンバーらにより設立された「臨時軍用気球研究会」では、この四機が使用出来なくなる時期を見越すと共に、訓練環境の改善する目的で1911年4月、同研究会の事業として徳川好敏大尉を主任設計者に新しい飛行機が製作されることになった。

　…まあそんなこんなで前置きが長くなってしまったが、こういった経緯で生まれた彼こそが、国産初の軍用飛行機である。