情報過多の敗戰感【キャラ設定集】

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【続き】

　「ウィーゼルトン」と呼び間違えられて怒るのは単に本人が嫌なだけでなく、父親と違って、実の子のように可愛がってくれる養親夫婦に対しての有難さもあるから。これに関しては媚を売る相手であろうと誰だろうと許さない。ずっといじっているとマジギレするので注意。

　煙草の匂いや酒臭い場所、衛生環境の悪い場所、低俗な人間の溜まり場、物が散々した汚い場所は、彼にとっての没落時代の「貧乏」の象徴に他ならず、忌むべき対象。そのため彼の生活空間はこれの真逆で、きっちり整理整頓された小綺麗な部屋となっている。

　将来の夢はかつての父親や今の養父に同じく貿易商。目指すは商人貴族。「今は媚を売っている輩や父親に理不尽な罪をなすりつけた国をもいつか見返し富を奪ってやる」と野心に燃える日々である。
　また父親の一件から、人の態度は状況次第でコロコロ変わる事もよく理解している。

　好奇心旺盛かつ探究心旺盛。そこに世話好きな性質と寂しがり屋な性格が相まって色々な事を首を突っ込み巻き込まれがち。しかしやはり臆病なので恐怖対象に遭遇するとすぐ逃げ出す。
　また元のプライドが高いからか、そういう年頃なのか、媚を売る以外の面では中々素直な対応が出来ない。内心仲良くはしたいが、上手く出来ない不器用さを兼ね備えたツンデレ。

他人の過去を知ったり弱みを握る事はあるものの、話を振るときは必ず当事者との二人きり。結果的に大勢の前に晒すような事はなく、相手が不快に思うような所まで追求したり、真正面から批難したり、イエスマンになる事も決してない。してもやんわりアドバイスをする程度。
この辺りでしっかり配慮する事が出来るのは、本人もそうされて欲しくないような経歴を辿っているから。



【作者】嵩画

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