ページ ページ13
【好きなもの/嫌いなもの】
好…肉(煮ても焼いても生でも良いが、特に美味く栄養価が高いと感じるのはやはり新鮮な生の人肉らしい)、喫煙
嫌…人間、無闇矢鱈な正義感、武士道、大蛇、「つまらない」事、食事と噺を邪魔される事。
【趣味】怪談噺を披露する事、騙し討ち、相手を巧く丸め込む事。
【過去】
奈良時代に、とある地域で祀られていた百足。
「昔から数年に一度大蛇が村を荒らし厄災を振りまくと言われており、ある時近くの山の主である大百足がそれを懲らしめて村人を守った」…という伝説から村の守り神としての信仰が始まり、蠱毒に使用され生き残った百足を神の遣いとし、神社で飼うという奇妙な儀式が執り行われていた。飼われている百足は宮司のみならず参拝に来た村民達からも愛され、沢山の供物という名の餌が添えられた。
が、しかし神は人の信仰の上に成り立つ者であり、飼育される虫もまた人の世話の上に成り立つ者。厄魂の振り撒く厄災により村は壊滅、無人状態となった。
蠱毒で生き残った百足には呪力などの特別な能力があるのだと古来から言われるが、彼は確かに人を認知していた。自分が神の使いとして彼等なりに丁寧に扱われていた事も知っていた。
だからこそ、突然居なくなってしまった彼等の存在が不思議で仕方なかった。人という宿主を失った彼は焦る。しかし籠の中には何もない。生命力は折り紙付きの百足もこれには屈し、暫くしたのちに籠の中で餓死した。
この際に生物の本能的な意思である生命願望が歪鎖と偶然共鳴し、奈良時代後期、厄魂の大百足として世に顕現した。
一度は曲鬼の封印により消滅したものの、その元の生命力故か呪力故か、現代に曲鬼が復活を遂げると奇縁あって再びこの世に現界した。
奈良時代の厄魂の災厄と曲鬼の事を知る古株のうちの一人。しかし生前の記憶はほとんど失われており、唯一明らかなのは自分が百足であった事くらい。当時人間に対して抱いていた不思議という感情は、命を以て遊んだ事に対しての憎悪に変換されている。
現在既に百足信仰は途絶えてしまっているが、奈良時代の厄災を生き残った宮司の娘が、餓死した百足を弔ったとされる石碑がひっそり残されている。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
jyudo0517(プロフ) - 嵩画さん» はい、ありがとうございます！是非来てください！ (2021年6月21日 19時) (
レス) id: 001dbf15df (このIDを非表示/違反報告)
嵩画(プロフ) - jyudo0517さん» コメントありがとうございます。此方からも是非宜しくお願い致します。ではjyudo0517様のボードにお邪魔させて頂いても大丈夫でしょうか？ (2021年6月21日 9時) (レス) id: 7cfb5b094b (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - 嵩画さん» コメント失礼します、地下鉄深夜午前2時の作品でうちの子と関係を持ってくれませんか？ (2021年6月21日 8時) (レス) id: 001dbf15df (このIDを非表示/違反報告)
嵩画(プロフ) - チェシャさん» お声掛け頂きありがとうございます。勿論です。此方からも是非とも宜しくお願い致します。ではチェシャさんのボードの方にお邪魔させて頂いても構いませんでしょうか？ (2021年2月13日 9時) (レス) id: 3a4e9abaaf (このIDを非表示/違反報告)
チェシャ(プロフ) - コメント失礼致します。『この学園はあの(略)』にてヴァージル・ライアンで参加させて頂いているチェシャと申します。ノインくんと関係結ばせて頂けませんでしょうか…??ご検討よろしくお願い致します。 (2021年2月13日 0時) (レス) id: 3a62d5edf8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
