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呼吸に関して(続):
呼吸修得訓練では水の呼吸を主に訓練していたが、打ち潮等での剣の運びを練習しているうちに安塚は父の描いた清流図を連想。打ち潮のエフェクトの水にそれを重ね、その清流図が動き出すような感覚を覚えた次の瞬間、その潮は鮮やかな青色を失い、白黒濃淡で力強く表現される清流図の水そのものになっていた。墨の呼吸法修得の瞬間である。
これをもって訓練を終了し、安塚は鬼斃隊へ異動となった。



一人称:自分(目上に対して)、俺、おいちゃん(幼児に対して)

二人称:貴方、○○(階級)、貴様、お前、お前さん、ボウズ(目下の男性に対して)、嬢ちゃん(目下の女性に対して)、敵さん、その他変な渾名





サンプルボイス:


「鬼斃隊第一中隊101小隊所属、安塚市之丞曹長であります。一応此処のことはそこそこ知っているつもりですので、何かあれば遠慮なく仰って下さい。」

「煙草?頂けるんですか。ほーん…そいつはどーも。…ふー……いやはや流石は士官殿、良い銘柄を持ってらっしゃる。しかし飯の代わりにはなりませんな。」

「おー、この日の領収書と明細何処だ。領収書。お前さんだろ、雪中行軍訓練で唐辛子買ってきたの。ほらほら、さっさと出せ。計算が合わないと経理部の奴らが煩ぇんだ。足りない分俺の財布から出すとか嫌だかんなー。」

「あれま、怪我人が出ちまったか。…おーおー、待て。行くな行くな。彼奴は後だ、軽傷者を優先しろ。…聞こえなかったか?戦力になる奴を助けろっつってんだ。でも、じゃねえ。よく聴けやボウズ、これが戦場だ。任務の達成が第一、そのために出来る限り戦力を維持し続ける。未来に起こる被害を最小限にする為に。俺達はそうやってあの山に旗を立てたんだ。…そこんとこ履き違えてんなら軍人はおすすめしねえ。
…さ、立て。其奴助けるんだろ。さっさと敵さん倒さねえと、息が無くなっちまうぞー」


「退却ですか?…ふーん…まさかとは思いますが、全員で撤退、などという素晴らしい案をお持ちではないでしょうな。そうですか、それは失礼。…他の隊は消耗が激しい。殿(しんがり)は自分の隊が務めましょう。…おーい、殿やるぞー!陣形整えろ!…ん?ああ、大丈夫ですよ。貴方に心配される程、軟弱な部隊には育ててませんからね。」

「『 国を思ふ 道に二つは なかりけり 戦の庭に 立つも立たぬも 』…亡き陛下の御歌だ。戦うだけが国を守る事じゃねえ、事務作業も立派な御勤めだ。」

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作者名:嵩画 | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2019年6月24日 7時

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