＜文スト 短編集＞貴方と私は互いに深い愛に堕ちている

素敵帽子の従兄弟は死にたがり　<中原中也&武装探偵社> ページ35

夏姫様からリクエスト戴きました
ーーーーーーｷﾘﾄﾘーーーーーー

「ねぇねぇ中也〜...死にたい〜...」

「うっせ、なら勝手に死んでろ」

「だ〜か〜ら〜！何時も言ってるでしょ？私は痛いのも苦しいのも嫌！！楽に死ねる方法がいいんだよ...全く...理解力が低いなぁ...」

「あ”ぁん！？？！」


はぁ...本当に...詰まらないなぁ...

人間関係に気にしてる人間とか 人生を満喫してる人間とか...

結局は誰かに裏切られるのに...

だったらもう死んだほうがましでしょ？

だから私は死にたい


「はぁ...じゃあ太宰と心中してくる...中也、太宰何処にいるか分かる？」

「そこら辺の川で入水してると思うぜ」

「有り難う！行ってくるね！！」


中也大好き！！


「.....あれ...彼奴心中って...言ってたか...？はぁぁああ！？？！」




「....本当にいたよ...川に...でも此処で死んで貰ってはも困る！！引きずりだそう！！」


〜太宰救出中〜

うわっ...やっぱ成人男性は重いなぁ...

引きずり出したのは良いけどびちょびちょ...

武装探偵社に連れて行こう！！




「こんにちは〜！！」

「「「！？」」」

「貴様ポートマフィアのっ...！！」

「何で太宰さんを担いでるんですか？」

「えーと、国木田に中島！私は太宰と心中しにきたんだ！！」


探偵社に響き渡る叫び声

目を覚まし今の状況に困惑する太宰

楽しんでいるA


「Aちゃん！！わ、わわ...私と心中しに来たのかね！？？！」

「貴様は少し黙ってろ唐変木...！！何故死にたい？」

「詰まらないから。人生を満喫している奴等がムカつく...裏切られるのに...自分は裏切りが一番嫌いだ...だから自分もこんな目にあわないように心中がしたい」


なんの躊躇いもなく言い切るA

中島は不満に思う


「でも...生きてればきっと良いことがあるよ...！」

「その結果が裏切りだが？」


今の彼女の目は先程のような幼い目をしていない

その強者が持つような目をあいている

流石ポートマフィア五大幹部の従兄弟だ



「残念だけど、君とは心中出来ない...」

「！なんでっ...」

「確かに私は心中が大好きだ...でもね？好きになったこは心中したくなくて、守ってあげたいんだ...」


その言葉はAを大きく変える

自分は愛されていたと気づく


「ふふっ...お手上げだ...帰るとするよ...」


ーーーーーーｷﾘﾄﾘーーーーーー
字数上の問題で次に続く！！

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