【その2】まふまふと思って隣のカラオケの部屋に突入したら全く知らない人がいたお話【歌い手】

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『･･･ふう、･･･飲むぞーー。』




久々に1人で宅飲みだ。




今日は奮発してちょっと高めのお酒も買った。

･･･でも流石に買いすぎたか、量が多い。






『･･･ま、いっか。明日会社休みだし。』




この前休日出勤したから明日を休みにしてもらった。






『･･････私ってどのくらい飲めるんだろ。』




試してみるか。





今目の前には大量のお酒とおつまみ。試す価値はあるだろう。






そう思ってワインの栓を抜いた。









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うらたぬきside







うら「おーい、お前ら。今日飲みに行こうぜ。」


セン「ええよー、まーしぃと坂田は？」


志麻「俺はええで。」


坂田「今日まふまふとそらるさんと飲みに行く約束してんやけど一緒に飲まへん？」


うら「おー誘え誘え。今連絡取れるか？」


坂田「やってみる。」





坂田がまふまふに電話してると俺の携帯が鳴った。






|ふーちゃん|







あれ、ふーちゃんだ。




うら「もしもし？」


［･･････うらさぁん？］




いつもより声が柔らかい、酔ってんのか？





うら「どした？」


［うーーん、なんもなぁい。暇だったから。

さっきくじ引きつくって、うらたさん引いたから電話してるぅ･･･。］


うら「･･･何本のんだ？」




こんな口調は初めてだ、だいぶ飲んでるだろこいつ。





［えっとねぇ、･･･写真送るね。］





少ししたら写真が送られてきた。


携帯を耳から離し、写真を見る。






うら「ぶっ。」




1.2.3･･･、ざっと2桁近くの空の瓶や缶が転がってた。






志麻「どうしたん？･･･ってこれなんの写真？」


うら「･･･ふーちゃんの飲んだお酒の量。今飲んでるって。」


志麻「え"っ。飲みすぎやない･･･？」


うら「だよなぁ。今電話スピーカーにする。」




ﾋﾟｯ






［もしもしぃ？志麻さん？］


志麻「まーしぃやでー。沢山飲んどるか？」


［のんでるよー。まーしぃもおいでおいでー。］


志麻「えっ、行ってええの？行く行くー！」




おいおい、今から俺ら飲みに行くんじゃなかったのか。








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