まふまふと思って隣のカラオケの部屋に突入したら全く知らない人がいたお話【歌い手】 (ページ12)

今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:820,107 hit

12 ページ12

・

うらたさんを見ると呆然として私を見ていた。

『･･････コホン。ま、まあとりあえず私の家に来ませんか。』

うら「･･･え、釜藤さんの家？･･････何が目的？」

『何が目的と言われましても･･･、･･･ただ、本当にうらたさんが心配なだけです。
カップ麺より私の料理の方が栄養も取れますし食べやすいと思います。うらたさんの家ですと写真を撮られて炎上案件になってしまいます。調味料や道具のことを考えても私の家の方がいいと思いますが･･･、･･･どうですか？』

うらたさんはしばらく考え込んだ。

十数秒後、顔を上げた。

うら「･･･お願いします。」

『･･･任せてください。薬買ってきますのでそのカップ麺を棚において少し待ってください。』

そう言うとうらたさんは黙って頷いた。

・

『ここが私の家です。階段大丈夫ですか？荷物持ちますよ。』

うら「･･･ありがと。』

いやいやいやいやいや、何私うらたさん家にあげようとしてんの。

相手歌い手さんだよ！？超有名の！

うらたさんが心配だからって勢いに乗りすぎだろ！！！

うらたさんごめんなさい！！！！(猛反省中)

『奥にベッドがあるのでそこで休んでください。今スポーツドリンク持ってきます。』

うらたさんはフラフラとした足取りで奥の部屋に行った。

スポーツドリンクを用意する手が震えてるのがわかった。

めっちゃ緊張する！！！！！！

だってここ入れたことあるの七瀬だけだし、男なんて初めてだわ。
･･････いや男だから緊張してるんじゃない、

大好きな歌い手様のうらたさんだから緊張してるんだ！！！！

スポーツドリンクが入ったコップを持って奥の部屋に行く。

部屋の中でうらたさんはベッドに腰掛けていた。

『お待たせしました。これ飲んでください。水分をたくさん撮ることは大事ですよ、･･･これ体温計です。』

言われるがままにうらたさんは動く。

触れる手がかなり熱い、結構無理してたのかな。

ぼーっとしてるうらたさんは少し可愛く見えた。

･･････言ったら殴られそうだから口に出すのはやめとこ。

・

-----------------------------
※うらたさんオチではないです。