【呪術廻戦】見えなくなった

見えない 7 ページ9

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しばらくサンドイッチとコーヒーの味を堪能していると入り口の扉にあるベルがカランコロンと小さな音色を奏でた。

どうやら他のお客さんがやってきたようだ。




コーヒーを飲みながら入り口の方に目を向けると私の母校でもある呪術高専の黒い制服を身に纏った男子二人組が入ってきた。




うわ、最悪

まさか呪術高専の生徒に出会うなんて……




私は気まずい気持ちになり、咄嗟に窓の方へと目を反らす。




「俺もうお腹ペッコペコ！伏黒、どこに座る？」


「別に俺はどこでも良い。まぁ、強いて言うならあそこの窓側だな。」




二人の姿は見えないが自然と二人の会話に耳を傾けると、どうやら席の場所を決めてるみたい。




いや、窓側の席ってどうみても私の隣やん




確かに私の隣にはもう一つの二人席が用意されている。でも出来れば他の席に座って欲しいな〜なんて思いながらコーヒーカップを片手に外の景色を眺める。



「えぇ〜。おい、伏黒。よく考えてみろ、俺達があんな(綺麗な)人の傍に行ったらまずい(場違いだ)って！」

※()の部分は虎杖が省略しすぎてAには聞こえてません。



おい、聞こえてるぞ！


あんな人ってどういう意味だコラ


なんだあれか？
ブスな私の隣には座りたくないってか……？


ブスで悪かったわね！どうせ私はブスですよ！





沸き上がる怒りを抑えながら平然を装い、二人が隣の席に座るのを横目で見ながらまたコーヒーを一口飲んだ。




その時のコーヒーは怒りのあまり何の味も感じなかった。

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