【呪術廻戦】見えなくなった

見えない 2 ページ4

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普通の一般人として生きる。

なんて口で言うのは簡単だけど実際はすごく難しいことだった。





東京を飛び出して地方に引っ越したは良いもののこれまで呪術師として生きていた私にとって
これから何の職業に就くかなんて考えてもいない。




とりあえず給料が安定してる所ならどこでも良いという安い考えで中小企業の事務員になった。

……が、そこからは仕事に慣れるのに大変だった。





朝から晩まで机の上で慣れないパソコンとにらめっこ


上司に渡される報告書(紙の山)の処理


クレームや問い合わせなどの電話対応


会社の規模を広げるための訪問営業





これらの他にもまだまだやることは沢山あるが

常にﾀﾋと隣り合わせだった呪術師の仕事に

比べれば楽な方だと思う。




まぁ、楽だといっても

たまに上司に怒られてメンタル崩壊寸前になったり

連続で徹夜なんて当たり前の日々もあったりして




一時期は“仕事辞めたい”が口癖だったかな…




結局、なんだかんだ言いながらも大変だったのは最初の方だけ。



あたふたしていた最初の頃に比べれば
今では問題なく仕事をこなしてると思う。





「夢咲くん。この前渡した報告書の件はどうなったかね…？」




『あっ…』




やば、報告書の事すっかり忘れてた＿＿＿





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…まぁ、色々と忘れることも多いけど

とりあえず頑張って働いてます……ﾊｲ……

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