【呪術廻戦】見えなくなった

見えない 16 ページ18

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まさかあの五条が教師をやってるなんて意外だった



昔から五条のことを知ってるからこそ
そう感じるのかもしれない




五条をチラッと見上げると虎杖くん達と楽しそうに話している





なんだ……私が居なくても楽しそうじゃん……





もしかしたら突然居なくなった私に怒りを抱いているんじゃないかと思った





だから私は五条に会いたくなかった


……いや違う


会う資格なんて最初からなかったのだ







だって私はもう呪術師でも何でもない

ただの一般人なのだから＿＿＿＿＿




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しばらく3人の様子を眺めていると「あ、そうだ！」と虎杖くんが何かを思い出したのか私の傍に近寄ってきた。


「夢咲さん、これ……！」


言葉と同時に虎杖くんの手元には見覚えのある黄緑色の名刺ケースがあった



『え、……』



あれ、これって私の！？



私は自分の鞄の中を確認するがある筈の名刺ケースが何処にも無かった




「さっきの店で夢咲さんが座ってた席に落ちてたからもしかして…と思って！」



『え、じゃあ……わざわざこれを届けに来てくれたの？』



こんな小さい名刺ケースを……？



「え、だってこれ無くて困ってたら誰だって嫌じゃん」




「だから、はいコレ」と言って満面の笑みで私に渡してくれた




え、何この子。めっちゃ良い子なんだけど。
嬉しすぎて涙出そう。



正直、ケースの中には仕事先の社員カードや
自分の名刺など大切な物が入っていた



そのため二人が届けてくれていなかったら今頃私は大慌てして色んな場所を探し回っていたところだろう




本当に彼らには感謝してもしきれない




私は虎杖くんの優しさに惚れながら差し出された名刺ケースを『ありがとう』と受け取った





＿＿＿＿＿はずだった





「だ〜め。これは僕が預かるね〜」







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……は？

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