見えない 9 ページ11
虎杖side
今日は伏黒との任務が一件入っていて現場に行く前にまずはこの空腹を何とかしようと近くにあったカフェに俺達は入った。
中に入ると微かにコーヒーの匂いが漂い、落ち着きのある雰囲気のお店だ。
近くにいた店員さんに二人で来たことを伝えると好きな席に座って良いと言われ、伏黒の意見で空いてる窓側の二人席に座る。
この時、反対の席にいた綺麗な女性からは何処か怒っているような雰囲気を感じた。
なんか隣の人めっちゃ不機嫌なんですけど！？
やっぱり俺達が隣に来たこと怒ってんのかな〜？
伏黒に至っては普通にメニュー選んでるし！
.
しばらく伏黒と喋っていると隣の人が急に立ち上がりお会計を済ませて急いでお店を出て行った。
特に意味はないが女性が先程までいた席をチラッと視線を向けると椅子の上に小さなカードケース？みたいのが置いてあるの。
たぶんさっきの人の忘れ物……だよな……？
「おい、伏黒」
「あ？急にどうした」
「あれ、さっきの人の忘れ物だと思うんだけどさ……」
俺は伏黒に視線をあっちに向けるよう隣の席にある椅子へと指を指した。
伏黒は不思議そうに俺が指さす方に目線を向ける。
「あー、確かにそうだな。」
「やっぱそうだよな！今ならあの人にまだ追いつけるよな？」
すると伏黒は盛大なため息を吐いて呆れた顔で俺を見る。
「別にわざわざ追いかけなくても忘れ物に気付けばそのうち戻って来るだろ。」
「いやでも何か急いでるみたいだったし……やっぱり俺、ちょっと行ってくる！」
「おい、虎杖ちょっと待て。これから行く任務はどうするつもりだ。」
「大丈夫だって！まだそう遠くまで行ってないと思うしすぐに戻るよ！」
俺はそうと決まれば急いで追い掛けようと立ち上がり店の出入り口に向かおうとすると伏黒はため息を吐きながらも椅子から立ち上がる。
「お前一人で行くなら俺も行く。下手に騒ぎ起こされても後が面倒だしな。」
こうして俺達はお会計を済ませて忘れ物であるカードケースを片手に持ち、店を出て彼女を追い掛けた。
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あおい(プロフ) - 待ってました！続きがどうなるのか気になって仕方ないです！(＾ω＾)更新、楽しみにしています☆ (2021年1月26日 15時) (
レス) id: eedcdb2f62 (このIDを非表示/違反報告)
めー - 続きが気になって仕方がないです！！これからも頑張ってください！ (2020年11月26日 20時) (レス) id: aab60168b2 (このIDを非表示/違反報告)
星ラムネ(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます！面白いと思って貰えるように頑張りますね！ (2020年11月20日 14時) (レス) id: c6a8ba9038 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 続きが気になりますね！五条がヒロインに出会った時、どんな反応するのか気になります！更新、楽しみに待ってます(＾ω＾) (2020年11月19日 14時) (レス) id: eedcdb2f62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星ラムネ | 作成日時：2020年11月13日 10時
