プロローグ ページ1
始まりは、最終選別直後の事。
人とは少し違う方法で力を使う事を謎に思われ、お館様に呼ばれた日の事だった。
お館様はその力を知った上で○○を鬼殺隊に入隊させてくれたのは知っていたのだが、一応面談と言う形で会ってみたかったのだと言う。お館様は会ってみると思っていたよりもずっと優しくて素敵な人で、とても安心したのだった。
その帰り道。屋敷から出て暫く歩くと、鬼に襲われた。
いつもの様に呼吸を使う為構えた直後、怪我をした。準備が出来た為動こうとしたその時、鬼の頸が飛んで行ったのだ。
『…へっ?』
鬼の先から見えたのは、白と黒の縦縞模様の羽織を着た、口元に包帯をした男の人。
背は○○よりも小さかったが、そんなの気にならないほどに…綺麗な顔をした男の人だった。
その男の人は、○○を見つめながら言った。
「何故怪我をしている、この程度の雑魚を相手に。どれだけ弱いんだ。それなのに隊服を着ている、だと?お前まさか鬼殺隊だとは言わないだろうな、新人だとしてもお前の様な弱い者を後輩になど持ちたくもない」
『…え、えぇ…』
それがその男、当時はまだ柱になる前であった…後の蛇柱・伊黒小芭内との出会いである。
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作者名:ポマ | 作成日時:2022年9月7日 4時