【東リべ】変わらないモノ (ページ6)

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そして2週間くらいが経ち、お母さんの声に飛び起きた。

母「圭介！A！降りてきてー」

ん？なんだろう、、

覚めない頭で考えながらゆっくり起き上がる。

(コンコン、ガチャ)

圭介「起きたか？呼ばれてっからいこーぜぇ」

『うん』

兄ちゃんと一緒にお母さんの所へ行く。

母「お、きたきた。今日はボーナス入ったから、はいっお小遣い！」

圭介「まじで？！やったぜ！！！」

『やったあ！！ありがとう！！！』

圭介「んー何に使おうか、なんか欲しいものあったかな」

兄ちゃんはニヤニヤ独り言を言いながら部屋に戻って行った。

母「Aも何か好きな物買いなさい」

『うん！ありがとうお母さん！』

いぇ～い、久々にどっか買い物行こーーー
明日は一日暇だし、久しぶりに原宿にでもいこうかなー！

==========

次の日。

よし、今日は久しぶりに原宿にお買い物しに行く。
もちろん、一人で。

誘う相手いないし。

『行ってきまーす』

家を出て少ししてから、

一虎「あれ？場地の妹？」

『一虎くん？！』

一虎「おでかけ？」

『うん、原宿に行こうと思って』

一虎「え、俺も原宿」

『え』

一虎「うーん、…一緒いく？」

『…うん！！！』

会ったのは、この間兄ちゃんと3人で家で遊んで以来。
突然の二人きりで少し緊張する。
でも同じ目的地なのに別々に行くのはもっと気まづいしな。

そして一緒に山手線に乗る。

一虎「実はこの間家行ったの、初めてじゃなかったんだー」

『え？！そうなの？』

一虎「初めて場地に会った日、夜中場地んち行った」

『へー知らなかった』

一虎「でもそんとき、母ちゃん仕事でいないからって言うだけで、妹いんのアイツ言わなかったんだぜ！！」

『ひどい兄ちゃん、私の存在消そうとした』

一虎「ハハハ！…あっ、そういや名前なんだっけ？」

『あ、Aだよ』

一虎「Aな。オッケー」

そういやこの間遊んだ時も名前言ってなかったな。
呼び捨て…ちょっとドキッとした。
な、なんか私も言いたい…

『一虎くんってなんか長いよねー』

一虎「ん？」

『カズくんって呼んでもい？』

一虎「母ちゃんと同じ呼び方(笑)別にいいぜぇ」

『やった。カズくんは原宿に何をしに？』

一虎「暇だし、服でも見に行こーかなーって」

『え！わたしも』

一虎「お！まじ！じゃあ一緒に服見ようぜ！」

『うん！やったあ！』

緊張も解けたし、距離も少し縮まったかな？