【刀剣乱舞】【黒バス】何が正解なの？ ２【BROTHERS CONFLICT】

75話 ページ34

｢いやいやそんなすごくありませんから」




…って一兄、正装で行ったのか…掃除してたんだよね…


「ふーん。…俺さずっと思ってたんだけど、お前のその体の包帯、階段で落ちたからじゃないだろ」





…こいつ馬鹿のくせに鋭いな …



「だったら何なんですか？」




私がそう聞き返すと青峰くんはじっと私の目を見て言った




「＿あの刀持った奴に斬られたんじゃねえか？





あいつ、俺たちを睨んだり刀向けてきたし」





「…一兄はそんなことしないですから」




私は静かに否定した




…まあ、当たってるっちゃ当たってるけどね…





でもちょっと青峰君の言い方…ムカつくな…一兄を悪い人みたいに…





「…じゃあ、包帯の下見せろよ…」









…はぁ？なんでそうなる！？絶対無理だからね！？思いっきり刀で斬られた傷だからね！？




ほとんど治っててもまだ完全に消えてはないから普通にバレる…









「それは無理ですね…見て気分の良いものでは無いですし…私もあまり見せたくないので」






目を伏せながら言った




「そうだよ青峰君。女の子の傷見るとか酷いよ」





桃井さんが私の代わりに青峰君を責めてくれたのだが







「見せらんねえじゃねえか、やっぱその一兄とかいう奴にやられたんじゃねえの？…てかさ、俺らに





怯えてたチビたちもなんかそいつにやられたんじゃねえのか？」





青峰君は無視してまた聞いてきた…









＿ブチッ







頭の中で何かがキレた音がした









「…青峰くん、














いい加減にしてくれない？」









貼り付けた笑顔を消した









「一兄の事、悪く言い過ぎじゃない…？









＿ふざけんなよ？」

76話→←74話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す