それが俺らの志 『Tigers』

８６ 本 当 の 気 持 ち 鳥谷side ページ3

鳥谷 「あのさ、A。」


『んー？なぁにー？』


ダメだ…酔ってる…(笑)


鳥谷 「…もし、俺がAの事が好きだって言ったらさ、困る？」


案外、つっかえていた言葉はするすると滑るように話していた。


そんな簡単に聞いちゃダメだったかな。



『…んーん。それは違うよー？』


鳥谷 「何で？」


『私もねー、敬くんが、好きだからだよー！』


！？


鳥谷 「マジ？」


『うん！好きじゃなかったらさ…こんなこと言わないよ？』


鳥谷 「今、言っても良いか？」


『何言うかは分からないけど、大切な話だねー？彼氏としての話かなー？』


鳥谷 「当たり。」


こんな所で言うなんて可笑しいけど。



鳥谷 「A、ずっと隣に居てくれないか。＿＿＿結婚して下さい。」


まっすぐに見つめて、告白する。



Aの答えは＿＿＿？


『はいっ！もち、ろん！私で、良いなら…っ。』


ぽろぽろと大粒の涙を流しながらしてくれた返事は、OKだった。

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