チョコミント BTS

親友と配信 ページ8

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耳の遠くの方で聞こえてくる雑音と耳にタコができるほど聞き覚えのある癖のある笑い声





もやもやしていた意識がだんだんとはっきりしていく。
空腹に刺激されるいい匂い。と同時に、今の状況を把握した。






目の前でスマホに向かって窓拭きしてる親友、と
テーブルの上にある食べ物たち





EAT .JINしてんのか、と頭の中で理解して水を取りに行く。
と思ったら、新幹線みたいな速さで夢から起きた俺の腕を引っ張って配信画面に写り込ませようとするこいつ




JN「あー！！起きました！起きましたよ皆さん！ほら！挨拶して！！」



『……アニョハセヨ〜。』



JN「……ちょっ、それだけ！？！！？
ARMY泣いちゃうよぉ〜っ！」




なんて泣き真似する親友に思わず心の声が漏れる



『……は？』



JN「ヤーーー！！もうっ！寝起きのおまえほんと怖いんだから！！
でも、目が開いてなくてかわいいっ！はーとっ！チュッ！』


そんな塩な俺にも相変わらずのテンションのうざ絡みジン



『…ARMY、こんなテンションのジンをもう30分も見てんの？
疲れるだろ、早く寝な？
明日もライブ楽しみにしててくださいね？……あんにょーん』


JN「ちょ、消すつも」



と有無を言わさずに配信終了ボタンを押す俺




JN「ヤー！なんで消すんだよ！パボ！」



『パボはお前』



JN「せっかく貴重な寝起きミントをアミ達に見せてあげれると思って！これからが本番だったのに！！」



『本番ってなんだよ』


プンスカ怒ってるジンの様子を見て、これは後々がめんどくさい。と判断し、半ば強引にまた配信開始ボタンを押した。









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