チョコミント BTS

温もり ページ14

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そんな俺の突然の問いかけに少し考えるそぶりをしてから、しっかりとその鋭い瞳をこちらに向けて口を開いた






『…ユンギは俺以上に魅力的だよ。』



SG「…え？」

予想外の答えに変な声が出る





『この世界には同じ人間なんて存在しないんだよ。お前はお前でしかないからな。
他の誰かになりたいなんてそんなくだらないこと絶対言うなよ。

ユンギが持つ、その目も口も鼻も人を思いやれる心も視野が広いところも不器用な愛情表現も全部まとめて俺は愛してるし、もちろんあいつらもそして何よりARMY達から愛されてんだろ。』




SG「ヒョン…」




ヒョンの言葉にみっともなく、目からは涙がぼろぼろ溢れ落ちる




『大丈夫だ、大丈夫だよ』


そんな声とともにヒョンの腕の中に引き寄せられた。








ここまで安心できるのはなんでだろう
それは紛れもなくヒョンだから、だろう。







ひとしきり泣いたあと



『ユンギ、今日一緒に寝るか？』



滅多に、というかガチャならSSRと同じくらいには匹敵するヒョンからの誘い


あまりに嬉しくて、今日は弟達もいないし思わず食い気味に返事をした。


SG「はい！寝ます！」



冗談交じりで誘ったヒョンは俺の返答が予想外だったのか、少し笑いながら『じゃ、俺の部屋で寝よ、先行ってて』と答えてくれた。






すっかり気分が浮ついた俺はヒョンの口からこんな言葉が溢れてることなんて知りもせず、





『俺みたいな奴に憧れるなんてバカだろ、』



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