ににの彼女はテミナペン-7- (ページ35)

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夏休み-東京-9 ページ35

『楽しかったねっ! ありがとう、ににっ』

JI「俺も楽しかったありがとな、A」

優勝商品のハコネ旅行券は、明日の昼には帰国する俺たちには必要ないと考えて、さっきのお姉さんカップルに譲ることに

『行きたくなったらまたお手伝い頑張ろう?』って優しいA

代わりに、お姉さんカップルが獲得した準優勝の商品、大きなクマのぬいぐるみを貰った

『ににクマのお友達ができて嬉しい』って抱きしめる、愛おしい彼女

それと、イベントスタッフのカメラマンさんが撮ってくれた俺たちの写真

恥ずかしいことに、"壁ドン顎クイキス"をしている写真

お祭りの実行委員長のおじさんのご好意で、お祭りっぽい柄の装飾がついた写真立てに入れてくれた

「あとで中、見てみてください」って渡された封筒には、きっと他の写真も入れてくれたのかな?

疲れ果てて電車は寝ちゃったけど、無事にシンジュクに戻ってきて

『ただいま～』

JI「A、疲れたでしょ? お風呂入ろっか」

『うんっ』

お湯を準備して、リビングでユカタを脱ぐ

JI「はぁ～、脚疲れた...」

ゲタを脱いだ開放感

紐を何個か解いたら、ばさっと落ちたユカタ

帯から苦戦してるAを手伝う

『ににっ、なんか着てよっ』

JI「だって、もうお風呂入るし」

最後の紐を解くと、ばさっと落ちたユカタ

地味なベージュの下着に、上はシールだけの彼女はかなりえっちだ...

JI「ちょ、座って?」

パンツ一丁の俺と、ほぼ裸の彼女

『ん?』

JI「これ、剥がしていい...?」

ちゅっ、

キスをしながら骨抜きにして、ふにゃっとソファに崩れたAの胸に唇を移す

円を描くようにキスを落とし、唇が真ん中に辿り着くと前歯でシールを剥がす

もう片方を指先で剥がし、机に置いて

『きゃっ...』

抱っこしてお風呂場へ

下着を脱ぎ捨てたら、抱っこしたまま湯船に

JI「ふぅ...」

『ふぅ...』

えっちな気分もあるんだけど、歩き回って疲れ果てた俺たちはここでやっと一息ついた

オトコの本能、じゃないけど

こういう疲れた時に、暖かくて柔らかい胸に触れると安心した気持ちになる

『んもぅ、にに...?』

胸を触るわりにえっちなことをしない俺に、不思議がる彼女

JI「ここ、触ると安心すんの」

『背中っ、当たってるんだからっ...』

ほっとする、とはいえちゃんと反応しちゃってるソレ