ににの彼女はテミナペン-7- (ページ24)

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お姫様のセンイルパーティ10 ページ24

JI「怒った...?」

『ううん、怒らないよ?』

Aの誕生日もあと30分くらいで終わってしまう

これから、また何回でも、この日を一緒に祝えたらいいな...

『ねぇにに、誕生日プレゼント、決めた』

サプライズやらダンスやらで、何も準備できなかった、彼氏失格の俺

JI「うん、何がいい?」

片付けもほとんど終わった大きな庭で、ベンチに2人並んで座る、ゆったりした時間

『来年のね、誕生日
来年も、わたしの誕生日を一緒に過ごしてほしい...』

"だめ...?"って首をかしげる姿

何回見たって、心の中にじゅわ～っと温かい気持ちが溢れ出すみたいに、ドキドキする

JI「ダメ...じゃないっ」

ぎゅっと、華奢な肩を抱きしめて、

大胆に開いたドレスの背中に触れる

『でもね、もうひとつ、ほしいものある』

JI「なに?」

俺ね、Aがほしいものなら、いくつだってあげたいんだよ?

『キス、して...?』

特別な、誕生日のキス

時ヲ止メテ、永遠に幸せな誕生日が続きますように、って願いを込める

愛してるよ、A

-お姫様のセンイルパーティ-