お姫様のセンイルパーティ1 ページ12
何回来ても見慣れない、大きなお城みたいな家
そう、俺は今パク家の前にいる...
遡ること1時間前
CY"にに君! 今日暇?"
土曜日の朝、毎週恒例の朝寝坊。
の予定が、昨日Aと電話しながら寝落ちして枕元にあったスマホの音で起こされた
並大抵の音じゃ起きない俺だったんだけど、朝もしAから連絡が来たら...って愛の力で、
スマホで眼が覚めるようになった
JI「んー、」
ぼーっとする目で画面を見ると、チャニョリヒョン?!
JI"おはようございます! 夕方のレッスンまでひまです!"
急いで返事をすると、待ってたかのように一瞬で既読の文字がつく
なにがかえってくるんだろ...って
JI「あっ、はい! もしもし、おはようございますっ!!」
電話かいっ
CY「あはは、おはようにに君」
朝から激甘イケボのヒョンだ
CY「Aの誕生日、来月じゃん?
毎年盛大なパーティーがあるんだけど、にに君も来るよね?!」
盛大なパーティー...
行っていいんだろうか
CY「あー、大丈夫
業界のパーティーじゃないし、Aとか俺とかヌナの友だちを呼んでやる、身内のやつ!
いっぱい友だち来るけど、にに君が来ないって言ったらAきっと泣いちゃう!」
JI「誕生日、当日ですか?」
CY「そうそう! あ、昼から夕方までだから、夜は2人っきりになれるよ♡」
ヒョンっ
JI「行きます」
CY「うん! にに君は来てくれるって思ってたよ!!
それでね、サプライズゲストにしたいんだよ!」
え
JI「サプライズってことは俺が行くことAには知らせないんですか?」
さっきは来ないって言ったらA泣いちゃうって言ったのに
CY「ふふっ、A、泣いちゃうね
じゃあ余計泣いちゃうようなプレゼント考えようよ
今日うち来れる?」
勝手だなぁ
JI「はい、行けます」
CY「おしっ
あっ、A今日家にいないから安心して?」
JI「知ってます」
CY「えーい、相変わらずラブラブだなぁ
じゃあ準備出来次第おいで! 寝起きでしょー」
ばれたか、
JI「分かりました
あ、ヒョン」
CY「んー? どした」
JI「宇宙一幸せな誕生日にしましょうね」
CY「ふふっ、分かってんじゃん」
よし、支度しよう
世界一大切な彼女の、人生で一度の16歳の誕生日のために
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作者名：なな | 作成日時：2017年5月12日 2時
