ににの彼女はテミナペン-5- (ページ20)

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218 勝手なんだよページ20

MH「Aちゃん、一昨日の会見みたよ
テミナのことは気にしないでやって」

移動教室の準備に手こずってるわたしのところに来たミノ君

『あの、わたし、何かしちゃったのかな?
やっぱり劇の練習、お休みしちゃってたからかな...?』

テミン君、お友達とうまくいかないのは寂しいんだよ?

MH「まあ、そういうことにしてやって?
寂しかったんだよ、きっと」

『うん、そうだよね
ミノ君もごめんね?』

MH「AちゃんはAちゃんらしく!」

そっか、テミン君も寂しく思ってくれたんだよね

『テミン君、ごめんね?さっきは』

お願い、許して?

TM「.......Aちゃんは勝手だよ
僕の気持ちに気付いてるくせに」

放課後、もう一度謝って、

今度は許してもらって劇の練習を一緒にしてもらおうと思ったんだけど

それだけ言ってバンッと教室のドアを閉めて帰ってしまったテミン君

悲しくて、寂しくて、分からなくて、どうにもならなくて、

窓からグラウンドを見つめていると、お迎えの車に乗って帰って行ってしまったテミン君

ちょうどその後ろにギョンスさんの車が見えて、

JI「A、帰ろう」

珍しく、わたしの教室まで迎えに来てくれたにに

『テミン君、わたしのこともうお友達じゃなくなっちゃったのかな...』

にににこんなこと言うの、ずるいって分かってる

だって、テミン君の言ってること分かってるんだもん

気持ちには応えられないんだから、しょうがないじゃない...

ににを失った時とは別の、切なくて悲しい涙が溢れ出して

『ふっ、うっ... ににっ...』