ににの彼女はテミナペン-5- (ページ15)

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213 お揃いページ15

『おはよ、にに』

目が覚めて、目の前に大事な人がいる幸せ

JI「おはよ、A」

猫みたいにくしくしと目をかく彼女

JI「赤くなるから、」

細い腕を捕まえて、まぶたにキスをする

『ふふっ、しあわせ』

きゅっと胸にしがみついてくれるから、こんなの抱きしめるしかないじゃん

『あ、そうだ』

寝室を出て行ったAを目で追いかけると、

昨日とはまた違うスーツケースから大きな袋を引っ張り出してきた

『これ、プレゼント！
どうしてもににに渡したかったから買っちゃったの...』

JI「開けてもいい?」

大きな白い袋から出てきたのは、男女セットになったお揃いのパジャマだ

『ほら、にに、このお部屋にパジャマなかったから、その、
後で普通の服着るのも寝にくいし...』

顔を真っ赤にして言い訳するA

JI「やばい、可愛い...
うれしい、ありがとう」

だってそれって、離れてた間も

部屋で一緒に過ごしたり、そういうことしたりするのを願ってくれてたってことだろ?

JI「着てもいい?」

『うん!』

袋から取り出すと、ふわふわの肌触りのいい白いそれに袖を通す

『気に入ってもらえた?』

JI「うん、Aも着て?」

昨日の夜着せたパジャマのボタンをもう一度外して、ふわふわの新しいそれを着せてあげる

JI「ふはっ、かわいい」

なんでも似合うAだけど、お揃いのパジャマを着こなす彼女が心底愛おしくて

ぎゅっと抱きしめる

JI「A、ずっと一緒にいような?」