1 はじめての友達 ページ2
4月。春休みを終えて、再び高校の門をくぐる。
『うー、クラス替えやっぱり緊張するなぁ…』
2年生になったからクラス替えは当然あるものの……
何を隠そう、私は友達がいない。いや、これでは私が1年間ぼっちだったみたいじゃない。ちがう、ちがうのよ。うん、ちがう……うぅ。やめよ。
『んーと……5組、かぁ。』
名簿を見ても誰が誰だかわからない。今年こそは、1人でもいいから友達をつくりたいな…そんな淡い希望を抱いて教室に向かった。
指定された席に座ると、いきなり前の子が振り返った。
？「うわ、可愛い…超タイプなんだけど、え、え、どうしよ？可愛すぎるって…(小声)」
『あの、えっと…？』
ぶつぶつと呟く女の子に首を傾げる。
？「んんｯ。(咳払い)あたしの名前はハン・ソヨン。よろしくね！」
あ、わたしも自己紹介しなきゃ…
『わ、私は、チェ・Aです。よろしくおねがいしますっ…！！』
い、言えた…！心の中でガッツポーズして喜んだ。
SY「声まで可愛いってなんだ。天使じゃねえか。」
『？』
SY「あ、いやなんでもないよ！！！」
こうして、高校ではじめての友達ができました。…2年生でやっと、なんて言っちゃだめだからね？
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ハン・ソヨン (SY)
明るく活発なタイプだけど、Aが可愛すぎて守りたくなった。三度の飯より、3人のイケメンよりAが好き。もう推せる。
身長 166��
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作者名：遥陽 | 作成日時：2021年10月10日 18時
