If→Love-tune。

▽謙太郎が彼氏なら ページ1

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『ねぇ、』









「ん？」









『今度の休日、どこか行きたい所ある？』









謙ちゃんは、いつも休日にどこかに連れてってくれる









「ん〜…もういろんな所行ったしな」









　


『どこでもいいよ』









「たまには謙ちゃんが決めてもいいよ」









『(笑)、それって行きたいところ思いつかないからでしょ？』









「バレました？」









迷ったときも、ツッコみながら行きたい所を考えてくれるのも謙ちゃんのいいところ









　



『う〜ん…
あ、Aこないだ街歩いてる時に、靴ほしいって言ってたでしょ』









「うそ、なんで知ってるの」









『Aはボソッと言ってたつもりかも知れないけど、がっつり聞こえてたからね(笑)』









「ええそうなの？」









そして謙ちゃんはなんでもお見通しです









『俺が買ってあげるよ』









「いいよ申し訳ないし」









『なんで恋人じゃん』









「でも女の人が買ってもらってばかりいたらダメじゃない？」









うーん、と悩んでまた口を開く









『女の人はそういうの買ってもらう宿命なのかもよ？』









「そうかなぁ」









『反対に、男の人は買ってあげる宿命』









「…とにかく靴は私が買うよ」









『大丈夫。問題ないから俺に買わせて？
彼女にモノ買ってあげられる男って格好良いでしょ』









「うーん…じゃあ」









『申し訳ないだなんて思わないで？』









「あ、うん…」









『宿命通りにさせて。』









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Q.彼氏の謙太郎とは？
→優しさの塊。

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