岩本さんチ。

27・涼太vs翔太 ページ29

Aside


照「お前ら黙ってたらわからないだろ！？」

『んっ？』

亮平「パパが怒ってる……」

『辰哉と大介がまた何かしたのかな…？』

辰哉「ママー！俺達なにもしてないよー！」

大介「ひどいでやんすー！」

『あぁ……ごめんごめん;』



辰哉・大介・亮平がここにいるってことは…


怒られてるのはもしかして……



私はひーくんがいるであろう子供部屋へそっと行くと…



照「お前ら、どうしてケンカなんてしたんだ？」

翔太「………」

涼太「………」

『翔太、涼太…？』

照「あ、A……」

『一体何があったの？』

照「……翔太と涼太がケンカしてたんだよ;」

『へっ！？』



いつも仲良しの翔太と涼太が……？


『どうしたの2人共、いつも仲良いのに……

一体何があったの？』

翔太「だって涼太が……」

『涼太がどうしたの？』


その時……


ﾌﾗｯ……


『え…涼太！？』

涼太「はぁっ……はぁっ……」



その場に座っていた涼太が突然倒れた


照「どうしたんだ涼太！？」

『……体が熱い！』


もしかしてと思い、私は涼太のおでこを手のひらで触る


『やっぱり……熱があるっ…！』

翔太「涼太っ……(泣)」



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その後、普段あまり使われてない和室に

布団を敷き涼太を寝かせる


『涼太大丈夫……？』


私は冷えピタをおでこに貼りながら涼太に問いかける


涼太「ママ………」

『どうしたの？』

涼太「抱っこ……」

『ふふ、甘えん坊ね……おいで♪』



私は涼太をギュッと抱きしめる


涼太「あったかい……」

『眠かったら寝てもいいのよ…？』


私が涼太と背中をポンポンと優しく叩いてるうちに

涼太は夢の中へ……



涼太「すー………」

『……よいしょっ(涼太を布団へそっと寝かせる)』



その時、ふすまが開きひーくんと翔太がひょこっと顔を出す



『ひーくん、翔太！どうしたの？』

照「……翔太と涼太のケンカの理由、ようやくわかったよ(笑)」

『えっ……』

照「ほら、翔太…」

翔太「………あのね」



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翔太side


-数時間前-



翔太「涼太………あれっ？」



一緒に遊んでいたら涼太がフラフラしている事に気づいたぼく…

コホンコホン(風邪)になっちゃったのかな…



翔太「りょーた！」

涼太「……ん？」

翔太「ねんねしよ！」

涼太「え…？」

翔太「涼太！ねんねしたほうがいいよ！」



つづく

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