88・終末 ページ46
Aside
『貴方だったんですね
七尾サクさん。』
七尾「…………っ」
『…どうして、こんな事を』
七尾「………アンタのせいよ」
『えっ…？』
七尾「アンタのせいであたしの人生無茶苦茶よっ！！
事務所はクビになるっ！！
佐久間は取られるっ！！
アンタさえいなければあたしは今でも普通に仕事してたのにっ！！」
七尾さんのその言葉で私の中で何かがキレた
『……売名目的だったクセにっ！！
大介くんを本気で好きじゃなかったクセに彼を利用してっ……
そんな卑怯な手で彼を自分の物にしないでよっ！！』
七尾「アンタにあたしの何がわかるのよっ！！
この世界で生きていく為にはこういう事も必要なのっ！！」
『だからって……』
その時………
ｳｰ………(サイレン)
『……パトカー？』
七尾「………っ」
パトカーが私達2人の前に止まった
恭平「おいっ！勝手にどっか行くなよ;」
『あれっ、恭平…』
パトカーの運転席と後ろの席のドアが開き
後ろの席からは恭平が出てきた
恭平「警察、呼んだんだよ」
『あ、ありがとう……』
警察官「七尾サクさんですね
貴方を脅迫罪と殺人未遂で逮捕します」
七尾「………っ」
七尾さんは苦虫を噛み潰したような表情をしながら
警察の方と共にパトカーへ乗り込んだ……
警察官「雪村Aさん、貴方にも色々聞きたい事があるのでご同行願います」
『あ、はい……』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その後、七尾さんは逮捕・起訴された。
私も何回か事情聴取を受けてたが
事件もほぼ解決し、ようやく警察から解放されました(笑)
しかし、マスコミがこの事件をどこかで聞きつけたのか
私と七尾さんの事件について
ニュースで報道される事態が発生してしまった
…が、その報道も今ではもう取り上げるところもなくなったある日の事
『ただいまぁー……』
コンビニ帰り
私はいつもみたいに誰もいない自宅に軽く挨拶しながら家の中へ入ったが…
『あれ……』
玄関に男物の靴が置いてある事に気づく
『………………………』
まさかと思い
そっとリビングへ行くと
そこには………
佐久間「おかえり」
『大介くんっ……』
少しムスッとした顔をしてる大介くんがいた……。
_
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美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年1月8日 16時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
ao_314(プロフ) - 作者さん！最後のコメント、まじそれなです！！ (2020年12月29日 23時) (レス) id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
のんの - 99ぱらだいむ！！出てくるとは思わなくて！！口の中のもの出ちゃいましたw (2020年9月20日 8時) (レス) id: cfa9a2850c (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 素敵で綺麗な笑顔にさせるストーリーに惹かれました。他の作品も楽しみにしてます！お身体に気をつけて執筆がんばってくだぱい。 (2020年8月29日 14時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
ayunaw0129(プロフ) - この作品が好きで何気なく読んでいたら、別に読んでいた岩本さんチ。を書いていた作者さんと同じだなんて知らずに読んでいました…大好きです、最高に面白いです！ (2020年4月3日 3時) (レス) id: c0ba04e557 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮舘ちかげ
| 作成日時：2020年2月18日 2時
