貴族の奥様は紅一点。 2

57・それスノ(2020/5/15) 2 ページ19

しかも…………



佐久間「人も誰もいねぇっ!!!!」

『車の通りも少ねぇっ!!!!』



すると………



佐久間「山、出てきたなぁ」

『まぁ、ほんのちょこっとだけどね(笑)』

佐久間「山カッチェーなぁ！山好きなんですよ、僕！」

『初めて聞いたぞ(笑)』

スタッフ「何で好きなんですか？」

佐久間「カッコよくないですか！？将来、山持ちたい！！」

『山持ってどーすんの？』

佐久間「………………………見る(ﾄﾞｰﾝ)」

『………金が無駄になるだけじゃん←』

佐久間「国王が山持ちたいって言い出したらどうする？」

『離婚する←』



そんなしょうもない話をしながら

人と出会わないまま、1時間半歩き続けると…



佐久間「あっ！！人いました！！」

『んえ！？あ！ほんとだっ！！』




農作業中のおばあちゃんを発見！！




佐久間「月山山麓湧水群に行きたくて……」

『何か、歩いて2時間ぐらいだって言われたんですけど…もっとかかりますか？』

おばあ「かかるべぇ〜！！」

『えー、やっぱり……;』

佐久間「車でも結構かかりますか？」

おばあ「かかっと思うよぉ」

佐久間「………なるほどねぇ;」

おばあ「行かれねぇなぁ、車でねぇと」

『えぇっ……;』



このままだと間に合わないので……



佐久間「何だったら近くまで車で送って頂いたり出来るんですか！？」

『……;(凄いな、初対面のばあちゃんにそんな事言えるなんて←)』

おばあ「あっはは(笑)何人だよ？いっぱいだべぇ？

あの人に送ってもらえ〜♪」

『えっ、あのおじさん？』

佐久間「知り合いですか？」

おばあ「知り合いじゃねぇ、わかんね(笑)」

佐久間・A「なははははっ!!!!」



おばあちゃんから、おじさんに切り替え交渉！



『すいませーん！』

おじ「はいー？」

佐久間「月山山麓湧水群まで行きたいんですけど……車で送って頂いたりって出来ますか？」

おじ「車でぇ！？」

『(このリアクションはダメかなぁ…)』

おじ「まぁ、いいよ」

『いいんですか！？』

おじ「時間だけはあっから(笑)」

佐久間・A「ありがとうございますっ!!!!」

佐久間「あの、僕と雪乃と温井さん(スタッフ)の3人だけなんですけど…！」

おじ「随分がっぱり着てっから、こんな空でも体は温い(ﾄﾞｰﾝ)」

佐久間「おぉっ！！温井さんだけに！(笑)」

おじ「うん！」

佐久間「お父さんうまいなぁ！！」

おじ「いつも座布団10枚！」

『…………;』

スタッフ「………(苦笑)」




つづく

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