別れたら天使が来た。

25・父親として ページ27

Aside



雪乃「きゃあんっ！可愛いいいいいっ♡♡」

渡辺「あんまり騒ぐなって;」

宮舘「俺達もいつか欲しいね、梓♡」

雪乃「涼ちゃんっ……♡」

『………………。』



赤ちゃんを産んで数時間後…

少し休んだ私は翔太と涼太、梓と一緒に

新生児室のガラスの向こうにいる我が子と対面していた



雪乃「A！ほんとにお疲れ様♪」

『ん、ありがと』

宮舘「ゆっくり休んでね」

『うん


ところでさ……………




どうして翔太が普通にいるの？』




ゆり組「……………。」

『黙ってないで何か言ってよ……;』

渡辺「A！あのさ、俺……！」



と、その時……



「ねぇ！あれってSnow Manの…」
「えぇー、そんな訳ないじゃん;」
「でも似てない？」




『………っ！

……ここじゃ目立っちゃうから、私の病室に戻ろう……』

渡辺「……………。」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『……それで、どうして翔太もいるの？』

雪乃「んえっと…連れてきたというか着いてきたというか……;」

渡辺「Aっ！俺……やっぱりAが好きなんだっ……」

『……………。』

渡辺「Aが俺の元から離れる訳がない……倦怠期だっていつかはなくなって元の仲に戻れるとか……

そんな甘い事ばかり考えてたから、多分浮気に走ったんだと思う……」

宮舘「翔太………」

渡辺「だから……Aが家を出た時は……マジで後悔したっ……」

雪乃「………………。」

渡辺「……俺っ、もうバカな事はしない！

Aと赤ちゃんのそばにいたい！だからっ…」

『……………もう今更遅いよ

ここでやり直したとしても、どうせまた私を家政婦扱いするんでしょ？』

渡辺「そ！そんな事ない！俺だって家事をっ……」

『一緒に住んでる間家事なんてやってなかったクセに

今更やるなんて言われても信じられないよっ！！』

渡辺「………………っ」



すると、ずっと話を聞いていた涼太が口を開いた



宮舘「……A、ずっとAに言ってなかったんだけど

実は翔太ね……週1日のペースで俺達の家に来て家事の練習をしてたんだよ」

『…………へっ？』

渡辺「涼太………言うなって……」

宮舘「ううん。言わせて翔太

Aともう一度やり直したくて苦手な家事を必死に覚えたり

赤ちゃんに相応しい父親になりたくて、俺と一緒に父親学級にも参加したんだよ」

『そ、そうだったの！？』





つづく

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