貴族の婚約者は紅一点。

2・風邪っぴきお姫様 2 ページ6

宮舘side



宮舘「頼んでたもの、買ってきてくれた？」

渡辺「うん。

ポカリに風邪薬と冷えピタ……あとはプリンとバニラアイス」

宮舘「ありがとう(ﾆｺｯ)」

渡辺「プリンとアイスも食うの…？」

宮舘「食欲はあるみたいなんだ」

渡辺「だから太るんだよ←」

宮舘「(翔太に飛び蹴りをする)」

渡辺「痛いっ!!!!」


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渡辺side



宮舘「俺、雑炊作るからAの事見ててくれる？」

渡辺「ん、わかった。」



涼太がキッチンへ入ったのを見送った後

俺はAがいるであろう寝室へ行く…



ｶﾞﾁｬｯ



渡辺「A〜」

『……んあ、しょぴだぁ〜♪』

渡辺「お前大丈夫かよ(笑)」

『なーんかカラダがフワフワする〜』

渡辺「くははは、なんだよそれ(笑)

ほら…冷えピタ貼るぞ」

『んーっ……冷たくてきもちいぃ〜』

渡辺「それはよかった(笑)」

『んう………』

渡辺「眠い？」

『うん………ねぇ、不安だから私が寝てる間……手、握ってほしいな…』

渡辺「………はぁっ！？(顔真っ赤)」

『だめ……？』

渡辺「………しょ、しょうがねぇなぁ。握ってやるよ〜」

『んへへ、ありがと♪』



Aが布団の中から手を出してきたので

その手をそっと握る…



『涼ちゃんが来たらちゃんと起こしてね…』

渡辺「わかってるよ…」



Aのお腹あたりをポンポンしながら話しているうちにAは……



『………zzz』

渡辺「寝たか…(笑)」

『んう……りょうちゃん……zzz』

渡辺「ほんと涼太好きだよなぁ…」



しばらくAの寝顔をじっと見つめていたら…



ｶﾞﾁｬｯ



宮舘「雑炊出来たよ」

渡辺「あ、うん……A、メシ出来たって」

宮舘「………ちょっと待ってよ翔太」

渡辺「なんだよ？」

宮舘「どうしてAの手を握ってるの…？」

渡辺「えっ、あっ……別にいいじゃん

Aに握って欲しいって言われたんだよっ！！」

宮舘「浮気……？」

渡辺「そんな訳ねぇだろ！？手ぇ握っただけで浮気扱いするなよっ;」

『う、うーん……うるさいよぉ…』

渡辺「あ、起きた←」

宮舘「A……雑炊出来たよ、起きれる？」

『うん…………はぁっ、しんどい;』

渡辺「ほんと辛そうだな…」

『だって熱あるもん…』

渡辺「バカは風邪引かないのは迷信だったんだな」(2回目)

『おいコラ渡辺←』

宮舘「(睨)」




つづく

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