岩本さんチ。 3 (ページ33)

今日:8 hit、昨日:63 hit、合計:471,025 hit

123・涼太vsケンティおじさん 2 ページ33

Aside

健人「ところでお庭にいて何を見ていたんだい？」

『あー……ほら、お兄ちゃん前に涼太にバラの種あげたでしょ？

そのバラを涼太がずっと育てていたんだけど最近花が咲いたのよ、それを風磨くんと一緒に見てたの』

健人「おぉ！それは是非見てみたいなぁ！！」

『あー、じゃあ見てみる？』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

健人「おぉー！綺麗に咲いてるじゃないかっ！！

1本……いや、5本くれないかっ！？」

風磨「バカかお前はっ！？」

『涼太が頑張って育てたのよ！？あげるわけないでしょ！？』

蓮「うがぁっ!!!!」

ゆきお「ギャンっ!!!!」

健人「そ、そんなに責めないでくれよぉ～;」

ｷｷｰｯ、ﾊﾞﾀﾝｯ
(幼稚園バスが停る音)

5つ子「せんせー、さようなら～！」

高地「はい！さようならっ♪」

『あら！帰ってきた……』

辰哉「あ！ママーっ！蓮！ゆきおー！ただいまぁ！」

大介「あ！ケンティと風磨兄ちゃんもいるでやんす！」

亮平「どうしてお庭にいるの？」

『あ、みんなで涼太が育てたバラを見てたのよ♪』

涼太「(キラキラした目でバラを見つめる)」

翔太「綺麗だねぇ～♪」

今度は帰ってきた子供達も一緒に

再びバラの花壇を見つめていたら

お兄ちゃんが涼太にとんでもない事を言い出した;

健人「涼太、お願いがあるんだ」

涼太「ん？」

健人「ここに咲いてるバラを5本くれないか？」

風磨「おいおい……;」

『まーたバカな事を言って～;』

涼太「っ！？」

すると涼太は目を見開かせ、そして……

涼太「このバラは僕の大切なお花だっ！！あげないよっ！！」

健人「えぇーっ！でもさぁ、種あげたのは俺じゃん？ちょうだいよぉ～♪」

涼太「絶対やだっ！！」

健人「お願い！大切にするからっ！！」

涼太「大切にしてもいつかは枯れるじゃん！絶対ダメ！あげないもんっ！！」

『ちょっと、2人とも……;』

翔太「涼太ぁ……ケンカはダメだよぉ;」

辰哉「ケンティも落ち着いてっ;」

『はぁ……;』

涼太とお兄ちゃんのくだらない喧嘩に呆れていたら……

風磨「こーら、2人とも落ち着けって;」

涼太「風磨兄ちゃん……」

健人「風磨くん、止めないでくれ

これは男同士の話し合いで……」

風磨「これのどこが男同士の話し合いだよ

5歳児相手にムキになって;」

健人「うっ!!!!(図星)」

つづく