116・岩本家のお正月 ページ26
Aside
『んっ……んんっ……』
……もう朝?
あ、そうだ………今日から新しい年の始まりだわ
前日に作っておいたおせちを用意しないと…
そう思いながら起き上がろうとしたら…
ゴロンっ
『………ふえ?』
あれ?起き上がる事が出来ない……どうして?
もう一度起き上がろうとするが……
ゴロンっ
『ふぇぇぇ〜;』
なんでぇ!?どうして起き上がれないの!?
あ……そうだ!隣で寝てるひーくんに助けてもらおうっ!!
『いー……うぅ〜』
…………あれ?喋れない
ひーくんって言いたいのに言えない!?
ここで私はある違和感に気づいた
『………?』
それは自分の手のひらが異様に小さい事
『(え、私の手のひら……どうしてこんなに小さいの?
……あっ!!待って!手のひらだけじゃない!
私の体そのものが小さくなってるんだ!
私……赤ちゃんになっちゃったんだ!!)』
新年早々赤ちゃんになるなんて……
いったいどうなってるのよおおおおおっ!!!!!
『あっ、あうっ!!』
ひーくん!ひーくんを起こして助けてもらわなきゃ!!
そう思いながらひーくんを見ると……
『……ふえっ!?』
照「……すぅ、すぅ」
ベッドには私と同じく、赤ちゃんになってしまってるひーくんが爆睡していた……
『あーうっ!!あぁ〜っ!!
(ひーくん!起きて!起きてよぉ!!私達赤ちゃんになってるよっ!?)』
照「んう〜……むう……?」
『あうっ!!
(やっと起きたぁ!ひーくん!私達赤ちゃんになってるんだよぉ!!)』
照「……んえ、ふえぇっ!?
(えっ!うそぉっ!?)」
『あーう!!ううっ!!
(嘘じゃないよ!自分の体見てみなよ!!)』
照「ぅあっ!?
(うわっ!マジじゃん!!どうするんだよ〜;)」
『あう〜……;
(どうするって言われても……子供達がまだこの状況を理解できる年齢じゃないし……)』
照「むう〜……;
(あー……新年早々どうすればいいんだよぉ〜;)」
2人でどうするか悩んでいたら…
ガチャッ
寝室のドアが開き、誰かが入ってきた
『(誰か入ってきた………あ!もしかして子供達かもしれないっ!!)』
そう思いながら寝室に入ってきた人物を
ひーくんと一緒に見るが、入ってきたのは…
照・A「……………えっ?」
?「お、もう起っきしたかぁ」
?「おはようでやんす〜♪」
つづく
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作者名:宮舘ちかげ | 作成日時:2020年7月22日 18時