【文スト】 いただきます、したら 『うずまき』 にいました。 にっ！

その93　『謎の依頼』 ページ46

「そ、そんな…Aちゃんが？」


「初めは悪戯を疑ったんだが…金が同封されていた以上、無視する事も出来ないしな」


「普通は両親が軍警に連絡するものだろう？」


「俺もそう思って佐々木の両親の元へ伺ったんだが…いなくなるのはよくある事、とのことでな」


「そ、それじゃあ誘拐か分からないじゃないですかぁ！」




そんな話をする中、太宰がじっと写真を見つめていた




「…太宰さん？どうかしました？」


「…なんでもないよ敦くん、それよりこれは…」




どうしたものか

一応、誘拐事件として扱うにも彼女の手掛かりなど一つもない。


乱歩さんは西の方へ事件を解決しに行っている




「注文の珈琲をお持ちしました」




沈黙が訪れたテーブルにことり、と珈琲が置かれた




「…あら？Aちゃんですか？」




うずまきの店員さんは写真を目にして呟いた。




「最近、お店に来ていませんよね…何があっても一週間に二回は必ず来るはずなのに…」


なにかあったのかしら


そんな声に三人は目を見開いた

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