【文スト】 いただきます、したら 『うずまき』 にいました。 にっ！

その59　『太宰さんの知り合い＝美人さん』 ページ11

『いやぁ〜！！ 太宰さんの知り合いは美人さんばっかりで羨ましいね！』



「あら！！ 嬉しい事を言ってくれますわね…！ Aさんも十分可愛いらしいですわ…！！」



うずまきで盛り上がる女子トーク

なんでこのような状況になっているのかは察してほしい





…

まあ、うずまきでご飯食べてたら太宰さんの知り合いさんがいたってだけなんだけど


しかも年齢が近くてすごい美人さんだったっていうね！！




『ナオミちゃん、 髪の毛サラサラで羨ましい…』


「Aさんの髪の毛もふわふわしてて羨ましいですわ！」




少し会話しただけで仲良くなれました

友達増えた！やったね！！

しかも美人さん…





男性ならば誰もが魅了されるであろう



すらり、とした長くて細い手足

目元のほくろやサラサラの黒髪が彼女の優美さを最大限に表現していた


正しく美人の分類に入るお方だ。




そういえば…




『ナオミちゃんってこの前探偵社に行った時に誰かといちゃいちゃしてた気が…』


「お兄様ですわ！」


『お兄…様？』




記憶を辿ってみる

確か…

髪の色が派手だった気が…

似ても似つかない色だった気が…




まぁ、複雑な事情があるかもしれないし勝手に首を突っ込むのは良くないよね！




『仲いいんだね！ いいなぁ』


「お兄様はとってもかっこいいんですのよ…！」




キラキラした瞳で熱く語るナオミちゃんを見ているとその人をどれだけ好きなのかが伝わってきた

恋する乙女、というのに相応しい。



『そうなんだ〜！！』




一緒に住んでるの？

そんな単純な質問をしようとした。









けれど




声にするよりも前に甲高い悲鳴に遮られてしまった。

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